お留守番軍団 ~廊下組編~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

帰宅直後の部屋猫軍団と違い

廊下猫軍団の喜びようは熱烈だった



             《パパ・ジョン ブリアン》


まじょが いない間 ぼくは しぇきゅりちーに 力を入れました

なぜなら まじょは いえのどこかを しめわすれているはずだからです


一日に10かいくらい いえのまわりを てんけんしました

それから よまわりも しました

雨でも たいふうでも みまわりは休みません


《りょうこ》が 「こんな 台風の日に 濡れてバカみたい」 と言いました

それは 「かぜひくよ」 っていういみです


《バブー》は 「いつも ありがとう」 と言いました


《あぞ》は 雨の日も 目をつりあげて しゅぎょうをしてました


《かって》はなきわめいてばかりだったので なぐっておきました



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パパ・ジョン ブリアン 「まじょ~、おかえりなさ~い! まじょけ いじょうなし! です」




                  《涼子》


魔女 「《涼子ちゃん》、ただいま!」


私 「だれ!」


魔女 「・・魔女」


私 「忘れた」


魔女 「・・」


私 「もう忘れたから!」


魔女 「ちょっといなかっただけじゃん」


私 「《パパ・ジョン》は雨の日も風の日も見回りしてたんだよ!」


魔女 「そうだったんだ・・」


私 「魔女・・」


魔女 「なあに?」


私 「だっこ・・」



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                    《バブー》


私は魔女がいないと《かって》にご飯を取られます

《涼子ちゃん》は、あんたが怒らないからだ、と言いました

《涼子ちゃん》は廊下猫の大先輩で、とっても威張っています

だけど私は一番最後に廊下組に入ったらから大人しくします


魔女がいない間、私が《かって》にご飯を取られないように家族②が見張ってくれました

家族②がほかの子の世話をしている時は《パパ・ジョン》が《かって》を殴ってくれました


魔女がいないから、私は夜は外の出ないでお風呂のふたの上で寝ました

ある日から、《涼子ちゃん》がお風呂場の入口のマットの上で寝るようになりました


私は《涼子ちゃん》が怖くて

お風呂場から出られなくて

おトイレに行きたいのを我慢して

でも、もう我慢ができなくなって・・


お風呂場の真ん中でうんちをしてしまいました


家族②、ごめんなさい



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              魔女がいないからいけないんだよ!




                    《かって》



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まじょがいないから夕食の時間がちょっと遅かったんだよ!

ぼくはいつだってお腹減らしているから辛かった


仕事から帰ってきた家族②に向かって

「早く食事をよこせー!」 って喚く度に


《パパ・ジョン》に殴られた・・


当然の権利を主張してるだけなのに・・  ← いつから当然の権利になった?


      
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                 パパ・ジョン》に殴られた・・



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         それもこれも、全部まじょがいなかったせいなんだよね~



※ コイツ・・ 相変わらずだな




                     《アゾ》


※ 帰国直後、廊下組はすぐに集まり、何だかんだ言いながらも魔女の帰りを熱烈に

   喜んでくれた

   だけど《アゾ》だけは、魔女が帰って来たのを知っているくせに空き地で何やらやって

   いて、すぐには家に入っては来なかった
   そして15分後


私 「まふょ~! おかふぇりなふぁ~~い!」


魔女 「《アゾ》、ただいま!」


私 「ふぁい、こふぇ!」


魔女 「あら~」



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私 「お、おかえりの ぷれじぇんとじゃよ」


魔女 「ありがとう! とっても素敵な枯葉じゃない!」


私 「あ・・ か、かではじゃった?」


魔女 「え・・?」


私 「《あじょ》は・・ もっとええもんみつけたかったんじゃが おらんかったで ちょっとからからのむしでもいいかな、 って思って・・」


魔女 「あ・・ 虫もこうもりも好きだけど、魔女は枯葉も大好きなんだよ」


私 「そでで ええ?」


魔女 「ええよ! ありがとう」



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《あじょ》は、むしは さがせんじゃったけど まじょは かではを よろこんだじょ


《あじょ》は まじょが いない間は、しゅぎょうのとき 木に つめで しるしをつけて まじょの 帰りを待ったんじゃ

・・まじょが いつ帰るかは 知らんかったけど


でも まじょは かならず 帰ってくるからな

みんなが 待っとるもんね