第一回バカ猫王座決定! | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


               《インドラ》の場合の続き



お部屋軍団の意見の続き


家族① 「この前、遊んでたら興奮して出窓に飛び乗り、『きゃー!』 とか言いいながら2階から飛び降りようとしていた  こっちは驚いてすくんじゃった」 


ジンジン 「年長猫を敬う気持ちがまったくない!」


凛 「魔女が食事をする時、魔女の膝に無理やり乗って、魔女が持ってるハシとかスプーンとかホーク(フォーク)を器用につかんで、そこに挟まった食べ物を自分の口に持ってって食べちゃう」


ライガー 「でもさぁ そのわりに 《いんどら》の目のまえの てーぶりゅに おりょうりを おいたまま まじょが どこかに行って じぇったい ぬすまないんだよね」 (そうなんです すぐ手が届くところに料理があっても《インドラ》は寄り目になって見ているだけで絶対に盗まない


レオポン 「あれ、いみが わかんないよね」


凛 「バカだからですよ」


ライガー 「どうして? えらいじゃん」


凛 「目の前に美味しいものがあって、人間がいないんですよ! それで盗まないのは猫として本気でバカでしょう! しかも私たちは元ノラなんですよ!!」


ジンジン 「さっきだってさ、魔女の膝の上にいて、魔女がよそ見してる間に、こっそり魔女のキャフェオレをストローで飲んじゃってて、たぶんキャフェオレが少なくなったと思うんだけど、カップが斜めになっちゃってさ、それでひっくり返してテーブリュをびちゃびちゃにして叱られてたよね~」


ユリぼうず 「カップを手で支えろ、っつーの!」


ひな 「《ゆりたん》、きゃっぷを てで もてるの?!」


ユリぼうず 「・・」


魔女 「・・もういいや」



廊下軍団の意見


涼子 「あたし、あの子好きよ・・」


アゾ 「ふぇ~! き、きむづかしい 《りょうこ》が そげなこと 言うとは! それは どーでしょー?」


涼子 「いったい誰に聞いてんのよ!」


かって 「僕も《インドラ》大好き!!」


涼子 「あんたは黙ってなさい! 誘拐したくせに!!」


バブー 「あの子、心が真っ白だよ」


アゾ 「そ、そ、そでは なにか? こっころが からっぽ?」


バブー 「確かに空っぽに近いかも・・」


涼子 「嫌な気持ちが詰まってるくらいなら空っぽの方がいいんだよっ」


かって 「なら《涼子》も空っぽにしたらいいじゃん!」


涼子 「ぶっ飛ばすぞ、このオカマ猫!!」


魔女 「あのねえ、バカなところを聞いてるんですけど・・」


涼子 「あの子は利口よ」


バブー 「私もそう思う、《かって》に誘拐されてもちゃんとひとりで帰って来るし・・」


涼子 「外に出たっていつまでもうろついたりしないし、じきに帰って来てドアを引っ掻いて魔女に合図して開けてもらってるじゃない」


アゾ 「そ、そ、そとで 《いんどら》を見た人が 『てんしみたい』 って言っとったぞ  わしは 『ぶし』 じゃけどな!  ところで 『てんし』 と 『ぶし』 って にとらん?」  (似とらんよ 言葉だって最後の『し』が同じなだけじゃないか・・)


魔女 「《パパ・ジョン》の意見はどうですか?」


パパ・ジョン ブリアン 「あのこは かわいいですよ~  ばかの ところは ないです」



まじょねこ日記

           ねえ、ぼくは ばかなの? ばかじゃないの? 



部屋猫軍団と廊下軍団で完全に意見が分かれた・・



ジンジン 「聴取は終了だね」


ユリぼうず 「あれ? 魔女は?」


魔女 「なに・・?」


ひな 「わたし、まじょの ばかのこと 言える」


ユリぼうず 「悪いけどさ、それなら僕や《ジンジン》の方が死ぬほど言えるのね、付き合い長いから」


ライガー 「みじかくたって ぼくだって 言えるもん!」


凛 「言うんですか? 魔女のバカを言ってたら尽きないですよ」


魔女 「あのね、私は混ざってませんからね」


ひな 「ずるい!」


ライガー 「ずるい!」


魔女 「猫のことを聞いてますから」


ひな 「まじょ ねことちがうの?」


ライガー 「ちょっとへんだけど、ねこでしょ」


ユリぼうず 「なに言ってんだ! 魔女は猫以下だぞ!!」


魔女 「て、てめえ・・」



       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ぐっちゃぐちゃになってしまった『バカ猫王座決定戦』


誰が最もバカか・・


それで今日、長時間に渡り、みんなで検討に検討を重ね


消去法で絞ったところに

残念度を足し

更に呆れ感を加味し

学習能力のなさを考慮したところ・・


なんと・・

なんと・・


《レオポン》が王座に!!


え・・ 《ユリぼうず》じゃなかったの?! って感じですよね



《ユリぼうず》は 呆れ度が超がつくほどの高得点だったものの

残念度と学習能力のなさで《レオポン》に負けた感が・・



        

     わあ~い! あたちが おうじゃだぁーーーー!!!


やっぱりバカだ・・