お散歩に出たマチンドラの神様 | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


前回のネパール日記はドゥデクナのダリット女性たちの会館を確認し、4月18日にカトマンズに戻ったところまで終わっていたと思う



4月19日


昨日は夕刻近くにドゥデクナからカトマンズに戻り

疲れてしまってマチンドラに行けなかった


ラーズから、ラスジャットラで自分が山車の先頭を引くから是非見て欲しいと言われていたのに・・



朝、いつものように裏からマチンドラ寺院に入る



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       バブー 「まじょ どこにいってたの どうして こなかったの・・」




さて、寺院にはあの優しいお顔の 『セト マチンドラ』 の観音様の姿はなく・・



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                いつも観音様がおわす場所は空っぽ・・




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その代わり、そこの前には仏様とは似ても似つかないニルカジおじさんが遠い目をしておらっしゃった


            『セトマチンドラナート ラスジャットラ』



年に一度、マチンドラの観音様がマチンドラナートを留守にするのがこの時期


今年は4月18日から5日間マチンドラナート寺院を離れる

その間、観音様は近隣のチョーク3箇所を移動して滞在され、その後マチンドラに戻るのだ


マチンドラの白い仏様は、人々の引く山車に乗って、先ずは最初の滞在地アサンチョークに向かう

それが昨夜のことで

夜8時過ぎに観音様は信仰心の厚い人々に手綱を引かれてマチンドラを出発したという


私はいつも人の多いアサンさんを避けて裏道をマチンドラに向かう

だからまだ観音様にお会いしていなくて


昨夜このジャットラで活躍したラーズと一緒にアサンさんに向かう

勿論、足元にはご機嫌顔でこちらを見上げて歩く《バブー》がいるよ



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          アサンチョークに置かれたマチンドラの神様(観音様)




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                 いつも一緒の《バブー》




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            石畳には仏教で祈りを捧げる時に遣う炎が  


                     (素焼きの器に油を入れ、紐を垂らして火をつける)




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人々に人気が高いセト マチンドラの観音様だから   

仏教の人、ヒンドゥー教の人、みんなが入り混じって神様に祈りを捧げる




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         山車の前には大きな木が突き出ていて




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           その先端に設えられた神様にも祈りは捧げられる




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   バブー 「まじょ ぼくの かみさまは きょうは ここに おとまりするんだよ!」


   まじょ 「マチンドラの仏様は《バブー》が守ってるんだもんね!」



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ルナのメールで知った《バブー》の病気

泌尿器の感染症ですごく痛がり、苦しんでいたとのこと


先日滅多に覗かないface bookを開いたら、チャットでラーズが話しかけてきたので《バブー》の様子を尋ねた


ママを始め、マチンドラのみんなでケアして今はだいぶ元気になったよ、って


ありがとう、ありがとう、と何度もお礼を言ったら


「どうしてお礼を言うの? そんな必要なないんだよ。 苦しんでいるものがいたらみんなで心配して世話をするのがあたりまえでしょ。 魔女も可哀想な猫を連れて帰ってるじゃない。 

魔女は心配しなくても、身近にいる僕たちがやれるだけのことはやるから大丈夫だよ」 


って言われた


動物も人間も変わりなく心配し、心を尽くしてできる手当をするのが人として当たり前のことという人々の常識に・・

ありがとう なんて言った自分を恥じ入った


日本もみんながこうであったらどんなに素晴らしいかと、つくづく思う


ママやラーズのお陰でまた元気な《バブー》に会えるんだ!