第一回。バカ猫王座決定戦 Ⅱ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

  

                《涼子》の場合


まじょねこ日記-Ryouko



お部屋軍団の意見


         ※ バニャ一族は《涼子》をドアの隙間からちらっと見たことしかない



バニャ1号 「びじん!」 


凛 「私が 『遊ぼう!!』 って言うと叫ぶ。 『遊ぼう!』って 追いかけると さらに叫んで鼻にいっぱいしわ寄せて シャッシャ言いながら 逃げます 《涼子》は《凛》のことを嫌いです」  (しつこいのよ、あなたが・・)


ジンジン 「《涼子》は気が小さいくせにわがままなんだ」


ユリぼうず 「僕は物置の《涼子》のベッドで昼寝する」 (《涼子》のことについて言いなさいよ!)


インドラ 「《りょこたん》とぼくは 白い」  (そんな話じゃない!)



廊下軍団の意見


アゾ 「《り、り、りょうこ》は へんくつなんじゃ 《ぱぱ・じょん》だけ すきなんじゃ ほっかのねっこには こっころを ゆるさんもん」


バブー 「私・・ 毎日、《涼子》ちゃんに遠慮してもう疲れた」


ジンジン 「《涼子》は昔からわがままだったけど、《水玉》が旅に出てから、心がねじれた気がする・・」


かって 「《りょうこ》は ぼくを なぐるのぉ・・」


魔女 「《かって》、可愛こぶらないでいいのよ、あなたの素性はもうバレてるんだからね」


かって 「・・ 《涼子》は 僕を殴る」


魔女 「《パパ・ジョン》は?」


パパ・ジョン ブリアン 「《りょうこ》は いつも ぼくを なぐるけど うれしそうです。 ぼくが びょうきのとき しんぱいして いっしょに いてくれた。 やさしいです」


魔女 「気が小さいくせに威張ってるが優しい・・ バカなのかどうかがイマイチわからない・・」



            

                 《アゾ》の場合



まじょねこ日記-Azo
          バスルームで修行の成果を熱く語る《アゾ》



お部屋軍団の意見


ジンジン 「《アゾ》はさぁ 修行に出た時点で既にバカじゃねぇ?」


ひな 「しゅぎょうって なにするの?」


凛 「私、見ました!」


ライガー 「なにしてた?」


凛 「木登りとか、 虫さがしとか」


ジンジン 「そんなの、猫だったらみんなやるし」


ひな 「むし みっけ だったら あたち、まけないよ! 」


ボンネット 「そもそもどうして修行に出ることになったの?」


凛 「私が嫌だったんです」


ボンネット 「どうして?」


凛 「可愛いから!」


みんな 「・・」


ジンジン 「おまえもバカ?」



廊下猫の意見


涼子 「喋り方がバカ」  (・・かばえない)


かって 「男か女かわからない」 (喋り方だけね)


涼子 「あんたに言われたかないわよ!!」


先ほど廊下に出たユリぼうず 「それでどっちなんですか?」


涼子 「知らなかったの?!  女だよ!!」


ユリぼうず 「ええーーー!!」  (ええーー!! ・・って)


バブー 「・・だけど《かって》より強いよ」


涼子 「どのみち《かって》より弱い猫なんてこの世にいないわよ」


パパ・ジョン ブリアン 「あの・・ いいですか?」


魔女 「どうぞ・・」


パパ・ジョン ブリアン 「《ユリぼうず》が 外に出ようとしてます」


魔女 「ええっ! 台風の真っ只中に出るのか?!」






        まじょねこ日記

         午前中の台風の真っ只中、外に出てゆく《ユリぼうず》  



        まじょねこ日記

         その後《ユリぼうず》を探しに行く《パパ・ジョン ブリアン》




※ このブログは今日の朝に書いていて

   一目瞭然の台風状況も鑑みず、いつも通り 「外に出たい」 としつこく言うので

   「こんな日に外に出られるものなら出てみなさいよ!」 

   と、みせしめに部屋から出したら・・


   大雨、強風の中・・

   ふつうに出て行っちゃった


   『みせしめ』の効力さえも意味をなさない男



まじょねこ日記

             台風が去った先ほどの空



まじょねこ日記

        その3分後には空の色は見る見るうちに変わり、月も出た





・・というのに

朝出たきり、《ユリぼうず》は帰って来ない


先ほど窓から覗いたら駐車場で仰向け、腹出して寝てた



それって・・ ひょっとして風に飛ばされたままの姿だったの?!!