第一回・バカ猫王座決定戦 Ⅰ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

この企画

考えた時点で生半可では終わらない予感


その旨を軍団に告げると


ピラニア軍団 「それだったら 《インドラ》でしょ!」  と口を揃える


レオポン 「だってさあ、もう大きいのに まい日 ミルクを ほしがってる、おかしいよ」


ライガー 「ごはんの 食べ方も へんだし・・」


と、この企画の説明をしている最中にも

《インドラ》がその気まぐれから、《バニャ2号》を追いかけ始めた


気の小さい《バニャ2号》は、悲鳴を上げ、シャーシャーと威嚇しながら部屋中を逃げ惑う

それを面白がって更に襲う《インドラ》


終いにテーブルに突っ込まれた椅子の隙間に飛び乗った《バニャ2号》

妹をかばう《バニャ1号》もそこに乗って 「やめなさい!」 と、椅子の下で狙い定めてお尻をフルフルする《インドラ》に注意を促す



まじょねこ日記

     バニャ1号 「《インドラ》、わたしの いもうとを いじめるの やめて!」


     バニャ2号 「どうして わたしが こんなめに・・」 ワナワナ



        まじょねこ日記

   《バニャ1号》言うことなど聞いてやしない《インドラ》、当然《バニャ2号》を襲う


《バニャ2号》は悲鳴を上げながら豪雨のテラスへ飛び出す



ひな 「まじょ! どうにかして!! 《インドラ》が 大雨の中、あたちの おかあちゃんを テリャスに おいだした!!  おかあちゃん! おかあちゃん!!」


バニャ1号 「《バニャ2ごう》! もどっってらっしゃい!!」


ひな 「わーーんあせる おかあちゃんが びしょびしょに なっちゃてるぅ~!!」



ライガー 「見て! こんどは ぐっすり ねてた 《ユリぼうず》を いすから どかしてるよ!」



まじょねこ日記

             《インドラ》、この後《ユリぼうず》を蹴落とし、椅子を奪う


レオポン 「ほら おうじゃは もう きまったじゃん」


ジンジン 「待てよ、だけどさ、《インドラ》は外に出てもみんなみたいにパニックにならずにちゃんと家に帰れるし、欲しいものをきちんと仕分けて魔女の伝えるし、日記も言ってるじゃないか」


ピラ軍 「・・」


魔女 「じゃあひとりひとりを検証してみようよ、誰が一番バカなんだかさ」


インドラ 「けんしょうで 何があたるの?」


ピラ軍 「なにが あたるの?!」


ジンジン 「こりゃ五十歩百歩だな・・」


ピラ軍 「ごじゅぽ ひゃっぽが あたるの? どんな たべもの?」


魔女 「いいから・・」



年長猫から順にみんなで検証してみることにした



・・この話、なんだか長くなりそうな予感


※ バニャ一族以外は廊下猫もお互いよく知っているのでそれぞれ意見を聞く




               《ジンジン》の場合



まじょねこ日記-Jinjin



お部屋軍団の意見 


ボンネット 「夜、出て行く!」  (それとバカと何の関係がある・・)


ユリぼうず 「そして外が暗くて怖いらしく、玄関で寝てる」 (やっぱ、バカかも・・)


凛 「誰かが《ジンジン》の側を歩くと、必ず手を出して足を引っ掛けます」 (確かにいつもやってるわ・・)


ジンジン 「それはバカとは関係ない、ただの癖!」


ライガー 「はじめて会ったとき 《ジンジン》 すきと おもった」


ひな 「あたちも」


レオポン 「あたしも 《ジンジン》すきと おもった」


バニャ1号 「わたしも 《ジンジン》は やさしいねこだからすき」


ジンジン 「てへ・・(///∇//)」

 


廊下軍団の意見


涼子 「《かって》が弱虫なのを知ってて、《かって》虐めを趣味にしてる」


アゾ 「そ、そのわりに 《パパ・ジョン》の 前では おっとなしいぞ」 (ただの卑怯者じゃん)


バブー 「私は《ジンジン》が大好き! 引きずりごっこしてくれるもん」


魔女 「《パパ・ジョン》はどう思う?」


パパ・ジョン ブリアン 「ぼくは・・ ひとのこと 言いたくない」 (大人だな・・)




                 ユリぼうず (有力候補)


お部屋軍団の意見


凛 「意味がわからない」  (すべてはこの一語に尽きた感が・・) 


ピラ軍 「いみが わからない」  (それ以外に出ないのか・・)


ボンネット 「遊んでるのか怒ってるのかさっぱりわからない」


バニャ2号 「よろこんでるのか おこってるのか さっぱり わかんない」


ひな 「いちゅも テーブリュの 足と たたかって 『うぃーなー!!』 って いばってる」


レオポン 「ぐっすり ねてたと思ったら とつぜん 走り出す」


ライガー 「ねごとで 『ふざけんな!』 ってよく言う」


凛 「魔女に叱られると必ず泣き真似する!」



まじょねこ日記-Yuribouzu


バニャ1号 「みゃーきんぐが くさい」


インドラ 「ぼくには やさしい おかあたんだった 小さい時 いつも だっこで ねてくれた」


ライガー 「ぼくも・・」


ひな 「あたちも・・」



廊下軍団の意見


涼子 「意味がわからない・・」  (またそれか)


アゾ 「あ、あやつは なにかんがえてるか しゃっぱり わからん!」 (確かにね・・)


バブー 「私を見ながら 他のこと考えてる」


魔女 「《パパ・ジョン》はどう思う?」


パパ・ジョン ブリアン 「・・」


魔女 「いいから言ってみなさい」


パパ・ジョン ブリアン 「・・みゃーきんぐが ・・くさい」 



つづく