愚痴を聞いてはくれないか | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

                 晴れ   例えばいつもの朝



        まじょねこ日記

              リビングのドアを開ければ目の前がこれだ・・



レオポン 「まじょ~ ゆうべ 《バニャ・2》が てーぶりゅに のってたよ!」


ひな 「《レオピョン》、わたしの おかあたんのこと 言いつけるの やめて」


バニャ1号 「ちょっと あんた そういうこと してたの?!」


バニャ2号 「なんのことやら・・」


凛 「魔女、《凛》のベッドで《インドラ》が吐きました! 掃除してください!!」


インドラ 「どうしようもなかったもん・・」


ライガー 「まじょ、口がいたい」


ジンジン 「魔女、おはよう、お腹が減った!」



口々にいろんなこと言う

この後もゾロゾロと付いて歩いて


やれトイレの掃除をしろだの

朝ごはんはフリスキーがいいだの

夕べお外で誰かが喧嘩してただの

《インドラ》に虐められただの

涼しくなってきたから夜は毛布を出せだの・・


うるさい


ただ・・



         まじょねこ日記-Yuribouzu
                 この子だけは無言のアピール


《ユリぼうず》が抱えているのは《ボンネット》の食器

つまりこれは

「もう処方食は食べ飽きたから、《ボンネット》と同じフリスキーをくれ」 というアピり



食事が終わると全員が一列渋滞で並び、当然のように耳掃除を要求する

《ユリぼうず》以外はみんな耳はきれいなのに・・ 意味もなくやらされる


だけど、《ユリぼうず》の目薬を取り出すと・・ 全員脱兎のごとく逃げて行く



                DASH!  例えばパシリ


軍団のご飯がなくなってきた


買いに行かなきゃ・・ と、支度をする


魔女が在庫を確かめている様子から、自分たちの食事を買いに行くと知った軍団



レオポン 「ればー入りを もって来て!」


凛 「私もレバー入のを頼みます」


ひな 「あたしは なんこちゅ入りがいい!」


魔女 「わかった」


ジンジン 「軟骨入りで年配用がいい!」


魔女 「そんなのないわよ・・」


インドラ 「なんか ちがう味のがいい!」


魔女 「いつものと違うのは高いのしかないよ」


インドラ 「じゃあ それ!」


魔女 「却下」


インドラ 「きゃっきゃ?」


魔女 「ダメ、ってこと」


インドラ 「じゃあ ぼくは ぶどうとお肉にする!」


魔女 「・・」


ライガー 「《ゆりぼうず》の ごはんがいい」


魔女 「あれはお薬ご飯だから《ライガー》は食べちゃいけないんだよ」


ライガー 「ぼく、それしか食べたくないもん・・」 


※ 《ライガー》は、ほかのご飯は殆ど食べないで、いつも《ゆりぼうず》の処方食の食べこぼしを拾い食いしてる・・


ボンネット 「フリスキー!!」


魔女 「わかってるよ・・」


ボンネット 「ミックスカリカリだよ!」


魔女 「知ってるから・・」


バニャ1号 「フリスキーカリカリ、ぜったい わすれないでよ!」


バニャ2号 「わすれないでね!」


ひな・レオポン 「いっぱい もって来てね! すぐ なくなるから!!」


魔女 「はい」


廊下に出るとまた始まる



涼子 「魔女、お買い物行くんでしょ!」


魔女 「うん」


涼子 「素材一番ささみ、買ってきて!」


バブー 「私は黒缶お願いします」


アゾ 「せっしゃは フリスキー ミクシを たのむぞ!」 


魔女 (なんだよ、ミクシって・・)


パパ・ジョン ブリアン 「・・」


魔女 「《パパ・ジョン》は?」


パパ・ジョン ブリアン 「・・何でもいいです」


魔女 「遠慮せずに言いな」


パパ・ジョン ブリアン 「じゃあ・・ うお~まさかつお・・ おねがいします」


魔女 「はい、うお~まさのカツオね」


かって 「あたいは いつもの やすいの いらない! なんこいり たべたい!!」


パパ・ジョン ブリアン 「おまえは だまってろ!」


涼子 「そうよ! 少しは かけーを考えなさいよ!!」


アゾ 「だいいち、にゃんこじゃないじゃろ! にゃんこつじゃ、にゃんこつ入りじゃ!!」


魔女 (余計違う・・)


かって 「ふりすき ってもの たべてみたい!!」


涼子 「いい加減にしなさいよ! あんたは大食いなんだから かけーを考えな、かけーを!!」



《かって》、《涼子》にしたたか殴られる・・


・・もう みんながあーだ、こーだとうるさくて 

家を出る頃には何を頼まれたのかちゃんと覚えていられない


そうしてトイレ砂100Kg、それに大量の缶詰と大量のフリスキードライを汗だくで買って来れば

何か知らんを買い忘れ・・



あれだけ言ったのに忘れてるじゃん!! って必ず叱られる・・


ちゃんと書いて行かないからだよ! って責められる


ぶどうとお肉はどうしたの! って詰め寄られる




明日も言わせて