Dear my friends !  野良猫軍団 Ⅶ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


この夜の帰り道、《ひなぎく》と一緒に《ふぁふぁ》が現れた


私は先日出会った《ひなぎく》に、《ふぁふぁ》たちに会いたい、と伝言を頼んでいた

《ひなぎく》はちゃんと《ふぁふぁ》にそれを伝えてくれたのだ


いい加減な人間より、猫の方がずっと優秀だと感心した


《ふぁふぁ》と一緒に歩いていたら、《なでしこ》や《こだくさん》もやって来た



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           ふぁふぁ 「まじょ~!」      


           魔女 「《ふぁふぁ》、会いたかったよ! 元気だった?」    


           ふぁふぁ 「うん、げんきだよ まじょも げんき?」


           魔女 「げんきだよ ありがとう」



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  冬はタヌキかと見紛うほどの大きさだった《ふぁふぁ》も、すっかり夏仕様に変身



この横のマンションの柵には 『猫に餌をやらないでください』 といくつもの張り紙が・・


そうして私は気づいた

このマンションの駐車場で何時間もの間うずくまり、命の炎を消しかけていたのが《インドラ》だったのだ


そこは道路脇の目立つ場所であり

下校時に死にかけた仔猫を発見し、私に連絡をした子供たち以外の誰もが、その間救いの手を差し伸べなかったことに・・ 人間の心の恐ろしさを感じた



さて、野良猫軍団のお話が長くなってしまったけど

彼らと魔女たちは、いつもこんな風にして夜を過ごしています


みんな可愛らしいでしょう

野良ちゃんとして生まれ、暑い夏を、寒い冬を、一生懸命に生き、その短い生涯を終える彼らとの短い時間


それは楽しいこともいっぱいだけど

悲しい現実はその何倍もあるのです


周囲の人の意識を変えることが出来れば

そうすれば、そんな悲しい現実を減らすことが出来るのだけど


傲慢の壁がそこかしこに聳え、彼らとの間を遮断し、彼らを押しどけ・・


人間だけが便利で豊かな生活を送る世の中は間違っています

生きとし生けるものみんな一緒にそれぞれの幸せを目指さなければ、人がこの世界に生きる意味はないのです



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                《すがりつき君》から聞いた話



それはもうずっと前に聞いたことなんだけど


公園にとっても優しい人間が来てくれているんだって

公園部のみんなを心配してくれているみたいで、すごく良くしてくれるんだよ、って話してくれた


その人は若いお兄さんで、とっても優しい人だって

ほぼ毎日来てくれるって


良かったね、みんな!


そんな優しい人がいるのを知ってから、私は嬉しく思いました


でも見守り続けるのは大変なことですよね

できれば地域みんなで見守ってあげられるといいのだけどね


話は違うけど

《すがりつき君》によれば

蝉は夏バテに良いらしい

だけど食べ過ぎると吐くらしい





                 みんなの話を総合すると・・



《おちびちゃん》は《ミズニー》の子だという

生き残ったのは《おちびちゃん》だけで・・

《ミズニー》は今またお腹が大きいらしい


《どこからかやって来る子猫》の母親は《可愛い女の子》らしい

《可愛い女の子》は何匹かの子供を産んだが、やはりこの子しか生き残らなかった

そして・・ この子を独り立ちさせた後、姿を消したという


《キリット君》の子供は父親にもの凄く懐いていて、母親が誰だか憶えてないという

マジか・・


優しい人もいるって

こっそりみんなを見に来てくれるおじいさんや年配のご夫婦

そしてボランティアの人らしい女性も来てったって



今回の野良猫軍団のお話はこれで終わります