Dear my friends !  野良猫軍団 Ⅵ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

              オレンジ  翌日の果樹園部



果樹園の奥から足音を聞き分けて、猫たちが走って来る



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           キリット君 「まじょお~~!」


      魔女 「《キリット君》、《なっちゃん》、みんなもこんばんは」


      子猫 「まじょ・・」


      魔女 「あなた・・ どこの子?」


      キリット君 「ぼくが つれてきた!」


      魔女 「え・・?」


      キリット君 「さあ、れんしゅう どおりに しなさい!」


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      子猫 「こんばんは 《きりっと》の こどもでしゅ」



魔女 「ひえーーーい!」


キリット君 「まじょに しょーかいするから つれてきた!」


魔女 「し、紹介してくれてどうもありがとう  だけど甘えん坊の《キリット君》がお父さんになったなんて・・ 信じられない・・」


キリット君 「てへ・・」


子猫 「ぼく まじょ ちってる」


魔女 「どうして」


子猫 「とうちゃんが いってる いつも」


魔女 「お母ちゃんは?」


子猫 「ひとりで くらしなしゃい!って  だから とーちゃんと いっしょ」


魔女 (独り立ち・・ してなくないか?)



それから暫く遊んで、ここは蚊に刺が多いので公園に移動

《キリット君》は、縄張り違いの公園はやっぱり緊張するからここにいる、息子は頼んだ、とか言って石の上でまったりし始めた


             

《キリット君》の子供はぴったりと魔女の歩調に合わせて一緒に公園に向かう


公園ではみんなが待っていた



               霧  公園にて                               



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     オダギリ君 「くんくん・・ ここの なわばりのこじゃないじゃないか」


     子猫 「《きりっと》の こどもでしゅ!」



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キリット君の子ども 「とーちゃんに ばっぐの みはりばん しなしゃいって いわれたから しゅる!」


魔女 (それ バッグじゃないし・・)



そこにやって来た《ちずのすけ》


《ちずのすけ》って、状況を把握しない猫で・・

《キリット君の子ども》がバッグと間違えて番をしていた誰かが置いていったプラスチックの容器に何か入っていると思ったんだろうね


頭が単純だから容器しか眼中になく

椅子に飛び乗って、そこにいた仔猫をまたいだ途中の感じで、そのまま空の容器を覗く


自分のテリトリーじゃない初めての場所で

初めて会う巨大な猫にまたがれたままの子猫は・・



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                    当然固まるしかない


この写真を撮る前は仰向けで目を見開き、じっとしていたが、次第に横に倒れていった




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               肝心なバッグはこちらね



この2日ですっかり仲良しになった公園のおちびちゃん

下に置いたバッグを椅子に乗せてくれようと四苦八苦している        



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    持ち上げられないと知った子猫は椅子に乗って引っ張り上げる作戦に出た


この夜は家族①も一緒で

家族①は初めて会う子猫たちの可愛さに目を見張り

この夜も色んなことをしてくれるみんなを微笑ましく眺めていた



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     公園のおちびちゃん(左手前)、果樹園部の《キリット君》の子供、左奥

     そして魔女の声が聞こえるとどこからかやって来る子猫、右


すぐに仲良しになって水遊びをする子猫軍団



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                 まったりする子猫たち


さすが《キリット君》の子供だけあって、お父さんの真似なのか初っ端から甘えん坊




向こうでは・・


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       魔女 「あら、おちびちゃん、《黒丸》といるの?」


       おちびちゃん 「だって おとーたんだもん・・」


       魔女 「ひいぇーーーー!!」


       おちびちゃん 「おとーたん・・」


       魔女 「《黒丸》! ほんとなの?!」


       黒丸 「・・そうらしい」


       魔女 「マジでか!! 似てないじゃん」


       黒丸 「・・」



その時、《どこからかやって来る子猫》が《黒丸》と《おちびちゃん》の寝ている椅子に飛び乗った



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      どこからかやって来た子猫 「あたちの おとーたん だもん」


      魔女 「えええっ?!」


      子猫 「そーだもん」


      魔女 「そうなの?! 《黒丸》!!」


      黒丸 「・・そうらしい」



ここらでは・・

幼くして独り立ちさせられた子供は

どうやら父親が面倒を見るらしい



またしてもつづく