ドゥデクナへ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


常日頃から思っていることがあって・・

私は自分の正体がわからない


誰かの口から 『私ってこうこう、こういう人だから』 という言葉を聞く度に無口になる魔女

だって本当に自分がどんな人なのか、まるでさっぱりわからないんだもん


私のことは、きっと周囲の人間のほうが私自身より余程分かっている気がする

自分のことがわからなくてちょっと不安になっちゃてる私


そんな今日、新聞を読んでいたら


自分のことをきちんと分析しているという人に対して


『分析出来るということは、分析できる程度の人間でしかない』


という記事があって


突然強気になる魔女


なんだ、正体不明でも、意味不明でもいいんじゃんかあ~




                 バス  道中


私たち一行、NAMIさん、荷物持ちのカズリ、村出身のサヌ、そして魔女の4人は朝9時半にカトマンズを出発


マイクロバンがトリブバンハイウェイに差し掛かると


またかよ・・


対向の登りのトラックが道を塞いで立ち往生し、上下道とも大渋滞を引き起こしている

積載量をオーバーのトラックは坂を登れず、穴ボコを避けてハンドルを切ったものの、タイヤが空回りして全く登らない状態



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他の車の運転手たちが外に出て、あーだー、こーだーと指図をするも

アクセルを踏めばタイヤが空回り

アクセルから足を離せばズルズルと後ずさり

後ろのトラックもヒヤヒヤものだ


男の子が慌てて崖から岩を拾ってきてタイヤに噛ませる・・ も砕ける

急いでまた岩を拾ってきて・・


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            見えますか、怖いよね・・ こんな車止め



そんなこんなで20分も待たされて、やっとどうにか立ち往生のトラックが登りだしたと思ったら・・

次のトラックも穴ぼこにタイヤを突っ込んで同様の状態


また次のトラックも同じ状態


出鼻をくじかれ

しょっぱなから暑い車内で待たされに待たされ

可哀相にリシナの子供はワンワン泣き出すし

今回も踏んだり蹴ったりやんけ


インフラ整備が全くできてないネパール

派閥争いで混沌とした状態が長年続きっ放しの政府

庶民派耐えるばかりなり・・か



やっとそこを脱出した時は1時間近くの時が経ていた


運転手、遅れを取り戻そうと飛ばす

カーブだらけの山道を、他の車をガンガン追い越して

昼食休憩もいつもは30分が今回は10分

車外で足を伸ばしていると、もう行くよ、と車掌が呼びに来る


そうしてドゥムレに到着、そこから先はポカラに向かうが、ここからバスは山に向かって右折

暫く登りを走ってカリマティという小さな集落で下車


ここで乗り換えのバスを待つ

その間、日差しを避けての茶店兼雑貨屋の椅子に座らせてもらい、食べたくもないお菓子などを買う


向かいの八百屋に葡萄を発見

葡萄500グラムを100ルピー(¥100)で買う


暫く待って、やって来たバスに乗り込むが・・ メッチャ混雑している

ギュウギュウ詰めのバスは悪路(当然アスファルトではない)に大きく車体を揺らしながら山道を登る


ドゥムレには一泊するので私たちの荷物は多めで

子供たちのための学用品は重くてとても一人では持ちきれないので、カズリがそれらをリュックに詰めて運んでくれていた


大バッグ、小バッグ、その上葡萄を持って四苦八苦している魔女

隣にいた奥さんが、「その葡萄、バッグに入れた方がいいわよ」 と言って、上手にバッグに入れてくれた


途中で突然雹が降り出した

それがガンガンとバスに当たる


乗客が屋根に積んだ荷物を降ろしてくれ!と騒ぎ出す


バスを停め、屋根の荷物を車内に入れる

もうね・・ 動けんわ



                  雷  到着


雹は雨に変わり、全く動けないままやっとドゥムレに到着

時刻は午後3時半


バス停ではリサがバス停で待っていてくれ、荷物を持ってくれた

この子は・・ いつからここで待っていてくれたんだろう


他の子供たちもやって来て、再び雹が叩きつける中

子供たちが手を貸してくれて建築中のサヌの家まで登る



サヌの家に到着した直後から空模様は更に怪しくなり


雹だ、雨だ、雷だ  

これぞ山の天気だ、って、魔女の好きな感じになってきた



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                      雹だ~


        
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                     雹だ~




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                      雷だ~



雷が荒れ狂う山岳地帯の天候はめまぐるしく、魔女の心をワクワクさせる