8月16日夕刻
ネバーランド軍団とのお別れの時がやってきた
軍団はお見送りのためにテラスに集結した
そんな中、ちょっとひねくれものの《凛》は
凛 「あっちは混み合っているので、私はここからお見送りします!」
そうしてさよならの時
相変わらず煙も出さず激しく燃えるおがら
バニャ1号 「かあさんが 行っちゃう!」
インドラ 「《じょんにいたん》は 行っちゃだめえぇぇぇーー!!」
ジョン ブリアン 「《インドラ》、みんなを送ったら僕はまた戻ってくるから」
インドラ 「《ぼうずたん》、またね・・」
ライガー (いっちゃう・・)
《バニャ2号》の赤ちゃんたち・・ きき・ららちゃんもいたよね
インドラ 「《じょんにいたん》は すぐに 帰って来てよぉ~」
屋根の上には無言で見送る《パパ・ジョン ブリアン》の姿が・・
赤く染まった空が・・
見る間に暗い夕暮れに変わっていった
私たちは暫く空を眺めて、テラスから部屋に戻った
急に淋しくなっちゃった《ユリぼうず》
ふと見ると・・
出窓の下の床にこんな写真が落ちていた
元気だった頃の《今日ちゃん》 (落ちていた写真を撮ってみた)
軍団の写真を保管しているのは隣の部屋の押入れの中だ
魔女が撮ったに決まってるけど、あの頃毎日いろんな写真を撮っていたからか、自分でも記憶にないこの写真
いったいどこから出てきたんだろう・・
《今日ちゃん》が 「僕だってこんなに可愛い時があったんだぞ」 ってみんなに自慢してたのかな
このブログは・・
命の期間を告げられた《今日ちゃん》の思い出を残すために始めたものだった
そして、それから2ヶ月後、《今日ちゃん》はネバーランドに旅立った
だから、当時のブログには病気で痩せた《今日ちゃん》の写真が多かった気がする
そうだね、発病するまでの《今日ちゃん》は、この写真みたいに毎日活き活きと暮らしていた
《今日ちゃん》や他のネバーランドのみんなとの楽しかった思い出が頭を過ぎる
ほんとうに、ほんとうに、みんなと一緒に暮らせて幸せでした
いつかみんなと会える日を楽しみに、私たちは今日も生きてゆきます