ネパール日記 ~ ダサイン ティカ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


10月24日


ダサインメインの中、本日の夜に私たちはこの地を去ります


帰国日だというのに儀式やら何やらとギリギリまで走り回る私たちでございます



この日はビジャヤダサミ、ダサイン ティカの日

私たちは先日ママが買って誂えてくれたクルタを着てホテルを出てマチンドラに向かいます
最も重要な目的はティカより、最後に《バブー》に会うことでございます


《ジョン ブリアン》、今日で最後だから《バブー》とたくさんお話をしてね




        まじょねこ日記-Babu

                   なにして あそぶ?



店番ごっこです!




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祭りということで、《バブー》と一緒に目の前を賑やかに演奏する楽隊なぞを眺めながら・・




               今日もお仕事  まいどありー!





カマラとも今日で暫くさよならね




      みんな私の家族にも良くしてくれる    
      家族ちぃも、『さよならまたね』の花の首飾りと花束をいただく



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        今回最後のバジャンを《バブー》とムナと一緒に聴く

               

       《ジョン ブリアン》、バジャンは気に入った?



いきなり靴屋のシュヤから電話が掛かって参りました


「魔女、いまどこ?」


魔女 「マチンドラ」


シュヤ 「この前選んだクルタ、仕立て屋に取りに行った?!」


魔女 「昨日行ったけど主が留守で待てど暮らせど帰って来なかったから帰っちまったよ」


シュヤ 「今日はダサイン・ティカだから昼で店じまいだよ! 明日からは数日休みだって」


魔女 「なんですとぉ~!」


シュヤ 「早く取りに行って!」



これからダサイン・ティカの儀式だっていうのに・・ ざけんな仕立て屋!


とか言っても、これがネパールというものでございます


魔女はひとりで動きの取れないアサン市場を避けるため

マチンドラの裏門を飛び出し、走り出します


仕立て屋までは私の足なら20分

ところが今はダサイン祭

裏通りとて人、人、人、で溢れております


30分以上掛かってしまったぞ

仕立て屋でクルタを受け取り、途中のゲストハウスにそれを置き

ゲストハウスを飛び出します


ゲストハウス従業員のクマルが魔女の背中に向かって 「今日は帰国だよ!わかってるの!」 と叫ぶのであります



わかっとるわい!!



あぁもうダメ!


ちょいとそこの力車! マチンドラマで行っとくれ! 急いでるの


力車のおっちゃん、「おおよ!」 と裏通りを飛ばすのでございます



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                     力車の中から撮影




マチンドラに駆け込むと

ダッドやママが私を待っていてくれて息を整える間もなくティカの儀式



             ダッドからティカを授けてもらい    


このティカは赤い粉と米を混ぜたもの
乾くとぼろぼろ落ちるんだ~


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                 ジャマラをいただく


このジャマラが本日はどこの家庭でも活躍いたします

大祭ダサイン初日はガタスタパナ(鉢おさめ)から始まります
この時カラシュという入れものに大麦の種を植えるのです

それから10日目のこの日、大麦の芽は6~10cm程に伸びております
これが本日用いられるジャマラというものでございます

それを摘んでビジャヤダサミの本日、年長者によって(家長)ティカと一緒に授けられれば、一生を幸せに生きるとされております

いただいたジャマラはダッドがやっているように耳に挿したり、女性は髪に挿したり致します


まじょねこ日記-Runa
               儀式は滞りなく終了しました~


この後はみんなでお祝いのお食事でございます



まじょねこ日記-Babu
          家の中に入ってしまった魔女を待ち続ける《バブー》