10月21日
ハッティバンに向かう前に、昨日は早めにマチンドラを引き上げてしまったので
《バブー》に会ってから出掛けます
《バブー》と一緒にママの店にいたら、親友のムナが走って来た
この子は、ここから広場を挟んだ反対側にある叔母の家んぽ窓から外を見て、私が現れると必ず走って来てくれる
バブー 「ちょおと まじょ、 ぼくいがいの ひとと あまり なかよくしないで」
魔女 「《バブー》が一番だよ、だから《バブー》真ん中で写真撮ろう」
バブー 「うん!」
それから暫く《バブー》と一緒にいて・・
魔女 「ねえ、《バブー》・・」 バブー 「なあに?」
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今日と明日はファルピンの山のてっぺんにあるハッティバン リゾートホテルにで2泊致します
馴染みの従業員や、ドルバ(ここの従業員であり、私の友人)の出迎えを受け、半年ぶりにホテルのみんなにに会うのです
これは、ドルバからのプレゼントでございます
高級リゾートホテルで昼食を取ると高いので、私たちはパンを買ってきていた
部屋に案内され、昼食のパンを食べてお腹を満たし、満足していたら・・
厨房からサービスの昼食が運ばれてきた
むむ・・ これはかなり辛いじゃございませんか
戸惑う私たち
だけどせっかくコックさんが作ってくれたのだからと
できる限り腹に詰め込む
そうして重たい腹を抱えながら、家族ちぃ夫妻にこのホテルを案内致します
見晴らしの良いテラスに行ったならば・・
タイガー 「まじょ いらっしゃい!」
あれ~! 《タイガー》君ではありませんか!!
この子のあまりの可愛さに、家族ちぃ夫妻感激致してございます
さて、このままでは夕食を食べられませぬ
陽は既に傾きかけておりますが、尾根沿いにあるグンバまで腹ごなしに歩きましょうか
タイガー 「ぼくも いくー!」
タイガー 「あのふたり おそいね・・」
魔女 「女のほうが病気なのよ」
こうして軍グンバまで歩き、ホテルに戻る頃にはすっかり陽も傾いておりました
帰路で《タイガー》は途中から慌てたように走って行きました
《タイガー君》はここの庭師の飼い犬
ここで仕事をする主とともに朝ホテルにやって来て、夕方は主とともに家路につくのでございます
私たちがホテルのゲートに着くと・・
ゲート横の石垣に元気なく横たわる《タイガー》の姿がございました
《タイガー君》、飼い主に置き去りにされてございます