みなさまにご心配いただきました《ひな》
母親や兄弟（従兄弟）たちからひとり離れて療養中でございます
親も遊び相手もいなければ、ぼんやり横になっているしかありません
早く治って欲しいので、私もここは心を鬼にするしかありませぬ
今日の記事は昨日アゾが言うつもりだった日記です
しかし《ひな》のアクシデントがあり、昨日は書けなかったので
今日《アゾ》に言ってもらいました
アゾ
※ じれったいので魔女が勝手に漢字変換しております
そでは にっかい寝た前の夜のことじゃ
あじょ 「まじょ、はやくしまっせい！！」
魔女 「ちょっと待って！」
おふろたいむは《あじょ》とまじょの大切な時間なのにぐずぐずしおって！
まじょはにゃんぷりぇを抱えて猫たちを間をうろうろしとる
誰に夜食をあげて、誰にあげてないんだかわからなくなっとるんじゃ
相変らずおばかじゃろう？
そでからしばらくして、やっとおふろたいむになって
《あじょ》は先にしぇんめんじょに走った
・・
・・
・・ 
・・ 
あじょ 「まっ、まじょ！ しぇしぇしぇ・・」
魔女 「なに？ 洗面所？」
あじょ 「まっ、まっちがえた！ ばっ、ばっ、ばっ・・」
魔女 「なに？ バスルーム？」
あじょ 「そうじゃ！」
魔女 「バスルームがどした？」
あじょ 「ば、ばしゅるーむに・・ ふとった 《かって》が さん おる」
魔女 「・・ 太った《かって》が３匹もいるの？」
あじょ 「おる・・」
魔女 「太った《かって》はともかく、３匹ってのはどうかと思うよ」
あじょ 「おる・・」
魔女 「あら、音がするわね・・ 《アゾ》、ちょっとそこをどきなさい」
・・・
・・・
・・・
魔女 「あの・・ そこで何をしているんですか・・」
あらいぐまさん 「あ、まじょ！ おひさしぶり～」
魔女 「この子たちは・・」
あらいぐまさん 「わたしのこ」
魔女 「あ・・ ご出産、おめでとうございます」
あらいぐまさん 「ご・・しゅさん」
魔女 「ここで・・ なにしてるんですか・・」
あらいぐまさん 「あたらしい いえ」
魔女 「・・」
あらいぐまさん 「ここ きにいった」
魔女 「あの・・ かんべんしてください」
あらいぐまさん 「おうち せまい」
魔女 「子供が大きくなって、今のところが狭いのはわかった、 けどここは一日に何回も人間がやって来るよ」
あらいぐまさん 「・・」
魔女 「いやでしょ」
《あらいぐまさん》、２匹の子供を連れてバスルームから出る
そして洗面所から廊下に出て、みんなで廊下をひとっ走りした後、階段を下ってった
だけど階段を下ってったのは子供たちだけじゃったよ
いつもの《あらいぐましゃん》、階段の降り口の壁に両手をかけ、そこから顔を半分くらい覗かせて、うらめしそうに《あじょ》たちを見ているんじゃ
あらいぐまさん 「・・どしても だめ？」
魔女 「だめ・・」
それから《あらいぐましゃん》は階段をドタバタと降りて玄関の外で遊び始めたんじゃ
玄関を出たところにはちょうど《パパ・ジョン》の食べ残しのカリカリが入った器があって
そでに気付いた《あらいぐましゃん》たちは一斉にそこに顔を突っ込んだ
３の《あらいぐましゃん》がお互いに負けないように顔を突っ込んだから喧嘩みたいになっとるぞ
あっさましいのぉ
《あじょ》が玄関先からそう思って見とったら・・
いきなりおかあさんの《あらいぐま》が子供たちを突き飛ばし、その小さなお皿を手でバーーンって叩いた
お皿は宙を回転し、そこに入っとったカリカリがあたり一面にしゃんらんした
それから・・
親子は散らばったカリカリを、わっきーあいあいで食べ始めた
《あらいぐまどの》は、なかなかの使い手と見たぞ
油断のならぬお方じゃ・・
魔女
多分、いや、間違いなく
また《ユリぼうず》がお連れしたに違いない
あらいぐまさん 「いまの すまいが てぜまでさぁ・・」
ユリぼうず 「ならうちにおいでよ！」
多分そんないい加減なことを《ユリぼうず》が言ったのだ
廊下を走り回る３匹の太った《かって？》を見詰める《アゾ》
洗面所のあらいぐまさん 「ねえ、どうしても だめ？」
今までずっと男の子だとばかり思っていたけど、 ごめん、じつは女の子だったのね
外に出て《パパ・ジョン ブリアン》のご飯を食べる《あらいぐま一家》
１階部分の庇がフラッシュの邪魔をしてきれいに撮れなかったけど・・
この小さな器に３匹で顔を突っ込み、険悪になったことで、器をひっくり返してご飯をばら撒くお母さん
驚いた子供の１匹は逃げ出そうとしたが・・
引き返してきて、みんなで和気藹々とお食事
話は戻って
先ほどのバスルームの中では
バスタブの蓋の上にお母さんが寝転がっていて、床で遊んでいる２匹の子供を見ていた
何とかお帰り願ったが
その後のバスルーム
彼らがいつからそこにいたんだか知らないが
蓋の上も、床もどろどろだわ・・
そこらじゅう獣臭いわ・・
毛は散らばってるわ・・
掃除が大変だった
《あらいぐまさん》
もうちょっと広いお家が探せたかなぁ
落ち着ける場所が見つかるといいね
成長し、大人になったアライグマは危険といわれる
特に子連れの母親は凶暴だから・・ と言われているが
この子、そんなことはないよ
いつでもお茶目で可愛い仕草を見せてくれます
《あらいぐまさん》、バスルームをお部屋に貸してあげられなくてごめんね・・