先日工事の音にバグった《バニャ2号》が
避妊手術の縫い目も生々しいまま2階の窓から飛び降りようとし
それを阻止して薬指に傷を負った魔女
その夜、指が腫れてきたので慌てて無理矢理指輪を外そうとしたら再び血が噴出しまして・・ 指輪を取るのを諦めたところ
翌朝には恐ろしく腫れあがり、指輪が食い込んでいるのを見たアトリエの子供たちに
直ぐに医者に行け! と叱られ
小学生の彼らに医者は何時までだ、と聞かれたので、かかりつけは6時までだと答えたら、みんな5時半に帰ってしまいました
こうなると否が応でも医者に行かねばなりませぬ・・
それで治療して抗生剤を飲みましたら、急激に萎みましてございますよ
抗生剤に惚れました・・
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ハッティバンの山をガッシャンガッシャンと揺れながら下り
国道に出たところで私たちは運転手さんにお礼を言って車を降りた
この先に友人、サルさんの店がある
サルさんは変わらぬ人柄の良く出た笑顔で迎えてくれた
お茶を煎れようとしてしてくれたので
ちょっとグンバを見学してからゆっくり寄ります
私がそう言ってちゃっかり荷物を預け、近くのグンバに向かった
途中・・
第一村猫発見!
猫さんにさよならを言って、グンバの門を勝手に開ける
ここで・・
第2村犬発見!
犬 「ぼく、ここの ばんけんだから けんさするね」 魔女 「はいどうぞ」
魔女 「合格ですか?」 犬 「ごーかくです」
番犬さんと一緒にお経が書かれた五色のタルチョーがはためく参堂を登る
本堂横の入り口を覗いたらまだ午前の読経が終わっていなかった
これでは中に入れない・・
仕方がないから修行僧の写真でも撮って戻るかな
こちらの小坊主さん、魔女に魂を取られそうで、顔を隠して恐がっています
サルさんの店に戻って、熱いお茶をいただきながら互いに近況報告
暫くまったりと過ごす
タクシーの運転手さんに、ハッティバンの上り口で待っていると言ったのを思い出した
私はあらかじめ聞いておいた彼の携帯番号に電話をし
ハッティバンの入り口ではなく、もっと手前のガスステーションの反対側にいるから、と告げた
オッケー! 彼はそう言ったのに・・
暫くすると私たちの目の前を通過して行った
白い車体に片方のドアだけが薄茶だから直ぐにわかった
(オシャレでそうしてる訳じゃないですからね・・)
私は店から飛び出し、タクシーを追って走った
暑い中をサンダル履きで走った
タクシーはカーブを曲がり、ずっと向うの、ここに来た時に軍隊に止められた場所で停まった
土埃を上げて走る私に気付いたタクシーが慌ててUターンする
「ごめんなさい、ごめんなさい」 と謝る運転手
「おかげでいい運動になったよ」 と息を切らす魔女
そのままタクシーに乗って、サルさんの店の前でNAMIさんを乗せ
半年後にまた会いましょう、とサルさんに別れを告げ
一路パタンへ
このままカトマンズには戻らず、スレスさんと会います