魔女
先日間違えて消しちゃった記事
今となって考えれば実にどうでもいい話なんですけど・・
家族①がＬＯＦＴに行きたいというので、ＬＯＦＴの入っているショッピングモールに行ったら道に迷った、という話
迷ったのは道路ではなくモールの中であり
この複雑怪奇な形態をなすショッピングモールめ！
坂道に建っているからか、場所によって階数が違うような
そしてあちこちにいくつもある駐車場
そちこちにあるフードコート・・
そこから繋がっているタワーマンションの最上階に金持ちの知人がおり
私、金目当てで時々行くし、さらにネパールから客人が来ればその知人宅に連れて行き
横浜や東京が見たいという彼らに
「ほら、あそこが新宿よ、そしてあれがレインボーブリッジで、こっちがみなとみらい」
となどと手抜き観光をしてやり
運よくば、ここなら大揺れ地震体験！という日本で最高の思い出が作れるという特典もあり
とにかくそうやって何度も来ているのだが
わけのわからん駐車場のせいで毎回迷子になり
駐車場まで知人に迎えに来てもらう羽目に陥っている
さて、四苦八苦してようやく目的の店にたどり着くも、品薄で欲しいものがなかった家族①は
「帰ります！」
早っ！
これ以上迷って歩き回りたくない私たちは他の店には目もくれず駐車場へ
戻りたかったんだけど・・
どこが車を止めた駐車場だかわからなーい 
それからというものどれだけ歩き回ったことか
頭の中は駐車料金のことでもういっぱいさ
駐車券を握り締めてモールの真ん立ち尽くす魔女
家族①がそんな魔女の手から駐車券をひったくって、コーヒーショップの洒落た制服のお姉さんの目の前にそれを突きつけ
「ここはどう行けば着くんですか！ わかりません！」
それでモールの地図を貰って、丁寧に説明して貰って、来た道をまた戻り
ようやく車とご対面
この時はほんとうに嬉しかった
家では一日５００歩ちょいしか歩かない魔女 （以前家族ちぃに万歩計をつけられて計ったことがある）
ここでは駐車場を探して数千歩も歩いている気がする
料金を支払って駐車場から出る時、機械のお姉さんが言った
「ありがとうございました。 またのご来店をお待ちしております」
家族①がそれに応えて言った
「もう二度と来ませんっ！！」
二度と来るものか・・
しかし家族①はどうしても誕生日プレゼントを買わなければならなかったので
帰り道にある大型店舗に寄ってみた
そこでも希望の品がなく
すぐに駐車場に戻ったのだが・・
車がない
ないわけない
階数違いだと思い、地下に降りるらしい通路を行くのだが、ぐるぐる廻るだけで同じところに出てしまう
何度も店の前を通る私たちを見かねたのだろうね
鍵屋のおじさんが地下に降りる方法を教えてくれた
しかし地下を探すも車はどこにもなく、また地上へ
またしてもそこをうろつく私たち、鍵屋の前だけ素早く通過
もう疲れた・・
車なんて最初からないのかも知れない
そんな時、家族①が最初から考えてみよう、と提案した
駐車券を取った所から辿って行って・・ ここをこう行って、あそこが空いてるじゃん、って言って・・
あぁぁぁったぁーーー！
それにしても、どうしてこんなとんでもないところに車があるんだ！
よしてよ・・ 自分で止めたんじゃん
ようやく帰路に着くも
諦めきれない家族①は言う
「ついでだからイトーヨーカドーに行きたい・・」
今度は駐車階と位置をきちんと確認して店内へ
しかしそこでも目的の商品はなく
即刻退場
胸を張って駐車場へ
ここは出口が２箇所あり、ついでに《ジョン ブリアン》によって壊された電話機を買い換えるため、ヤマダ電気に寄りたかった魔女はそちら方面に出ようとしたところで・・
駐車場の隙間から夕陽に照らされる美しい富士山を発見！
富士山が観たい
しかし、それはもう一方の出口から出た道を行かなければならない
そちらに出るとヤマダ電機に寄れない・・
電話機か・・ 富士山か・・
そこのところで恐ろしく迷ってしまって、決心がつくまで駐車場内をぐるぐる廻り続け・・
ついには駐車係りのおじさんに不審車とみなされ
慌てて富士山に決めた
夕陽を背景にした富士山を見ながら帰宅
結局プレゼントが買えなかった家族①
暫くぼんやりしていたが、思いついたようにインターネットを検索しだした
そこで思い通りの品を２箇所で発見
ひとつは熊本で送料が高いとかブツブツ文句を言っている
そしてもうひとつ、送料の安い方は・・ 地元じゃん！！
と、やわら寝転んでいた体を起こした
それからごちゃごちゃと何かをやっていると思ったら
そこにを電話し・・
「取りに行きますから！」
とか言って、送料ナシにしちゃった
最初からネットでみろや！ 最初からあ～～～っ！！
この日の収穫はこれだけ 上手く撮れなかったけど・・
という訳で、外に出ると相変わらずろくなことがない、というお話
いまだに電話機は壊れたままだし・・