魔女
気が付けばあれから1年が過ぎていた・・
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『入れ歯屋』 インドラ チョーク~ダヒティ チョーク (裏路地)
分かりやすいですね
ネパールは識字率が低いので、何の店かを絵で表した看板が多いのです
『BAR』 タメル裏通り
『タバコは体に有害です』 って看板に書いてあるから、なんて健康的な店でしょう!
と思っていたら、看板の提供が 『Marlboro』 だった・・
で、何が売りのバーかというと・・ 見て字の如く 『 Ice 』 氷 です
最初にこの看板を見たときは マジか!と思いました
なにしろ私がヒマラヤ以外で氷と出会ったのはこれまでにたった一度
ホテル・ハイアット エージェンシーのレストランでのみ
そこでジュースに氷が入っていたのは忘れられない衝撃だった
雹以外の氷なぞ見たこともない庶民の方々
ここに行けばウイスキーとかに氷が浮かんでるみたいよ
でもね・・ それで店に入ってみると
「あれ? 氷入ってないじゃん!」
店員 「そりゃそうだよ! 毎日停電なんだから」
ってフツーに言われるってオチだ これ、間違いない!
ついでに書いちゃうけど
だいぶ前の話
朝、仕事前にテレビをつけていた (分刻みで時間を知りたかったから)
たまたまその時の番組で 「ネパールの新婚さんの朝ごはん」 っていうのをやっていた
献立は忘れたが、冷蔵庫の中には様々な食材と共においしそうなフルーツが詰まっていた(果物好きだからそこにしか目が行かなかった)
さらにミキサーまで使っていた
これを見た視聴者は、ネパールの家や朝食ってこんななんだあ~
なんて普通に思っちゃうよね
違うわ!!
一般家庭に冷蔵庫があるか!
一般家庭ではミキサーがあるか!
食材は石臼の上で石の擂粉木でガリガリ、ガリガリつぶ潰すんじゃ!!
確かテレビの中のご主人は弁護士で、カーストはヒンズー高カーストだった
ネパールで弁護士を雇えるのは限られた裕福階級だけだし
いや、これには参ったわ・・
ちょっと先になるが、次回は私が一般家庭の朝ごはんをご紹介します!
『ねぎクラッカー』
ホテルで小腹が減った時に食べるのがこの 『POP・PAN』 というねぎのクラッカー
私は通常スナック類は嫌いだし、おやつは食べないが、これだけは別
本当は他のメ-カーのでこれよりずっと美味しいねぎクラッカーがある (ロイヤルネパール航空の遅延時に出されていたもの)
だが、カトマンズにはこの一種類しかないからこれで我慢している
で、すみません、これ中国のクラッカーです
これも輸入品なのでとってもお高く (一箱¥160くらい)、大切に食べる
それにタイから輸入されたレッドブル
輸入物だから仕方ないけど50ルピー(\50)・・
『定番の朝食』 ギリンチェにて
すべてケミカルなしの自然食材
シンプルな味付けのグリーンチリ入りマサラオムレツ
濃厚なバターが沁みたトースト
そして新鮮なレモンを絞ったホットレモン
美味しい果物もこの国の魅力です
![まじょねこ日記-Anaar](https://stat.ameba.jp/user_images/20110111/21/majo-cats/7d/03/j/o0720054010977513830.jpg?caw=800)
世界一大きな果物 《ジャック フルーツ》
甘いパイナップルにバターが混ざったような、かなり濃厚な味です
この他、朝食と一緒に頼むヨーグルトは黄色くてかなり濃厚です
ネパール通の方は、バクダプルのヨーグルトが最高だと言いますが
この店の国営農場から取り寄せたヨーグルトはそれを凌ぐ美味さで、これほど美味しいヨーグルト派日本ではお目にかかれません
一般家庭ではそれに新鮮な果物を混ぜたものが食後に出されます
ダルバート
読者様にはすっかり御馴染みのダルバート タルカリ
ダルは豆のスープ バートはご飯 タルカリは野菜のおかず、そしてアチャールという漬物がついているのが基本食
そのほかに肉のおかずなどが付くこともあります
こちら、一般家庭のダルバートです
サヌの家のダルバート
シュヤ兄弟が作ってくれたダルバート
典型的なダルバートタルカリに豆のせんべい、パパドが付いている
デイブ・ダンギ家のダルバート
ホテルの賄い食
手前、ダル(豆)スープ 左上は魚のスープ それにジャガイモのおかずとご飯に添えられているのはモヤシの漬物
あれから1年が過ぎた
去年今頃、私は感染症にかかって壊死が始まった足の手術をし
その後一週間の入院生活を終えて
カトマンズのこのホテルに戻ってここからパタン近くの病院まで通院していた
その時朝晩ホテルのサービスで出されていたのが従業員の賄いであるダルバートだった
ホテルの従業員が遅い朝と夜やはり少し遅いに部屋をノックし、食事を置いて行ってくれる
毎回おかずを変えて出してくれるこの食事は
容態を心配してくれるホテルのオーナーや従業員達からの心尽くしでで・・
ちょうど一年前のこの時期
私はカトマンズで大勢の友人たちに支えられて通院の日々を送っていたのだ
『ネパールの酒 tongba(トゥンバ)』 ギリンチェにて
シコクビエというヒエが入った樽のようなカップにお湯を注いで少し待ってからストローで飲む
ストローはヒエを吸い込まないように先がつぶされている
少しづつ薄まるが、2~3回はお湯を継ぎ足して飲める
私はお酒が飲めないのでどんな味かわかりません