壺暮らしのボンネッティー その後
やっと壺の中から戻って来てから数日間
《ボンネット》は一日中魔女の膝に乗っていた
魔女 「《ボ、ボンネット》、そんなにしがみついたら爪が痛い・・」
ボンネット 「魔女!」
魔女 「なあに?」
ボンネット 「お家っていいね!!」
体の弱い猫のその後
魔女 「《ジョン ブリアン》、具合はどう?」
ジョン ブリアン 「良くない・・」
魔女 「具合が悪いのにそんなところで何してるの」
ジョン ブリアン 「何とか自分で治そうと思って、日光浴してる・・」
熱があるのに何を考えてか日光浴なんてしたものだから、さらに熱が出てしまい・・
ついに病院行きじゃんか
寒気がするからと言って魔女の膝にしがみついて病院に向かう《ジョン ブリアン》
魔女 「うそ~ん」
ジョン ブリアン 「耳を澄ましてみて・・」
魔女 「・・聞こえる」
ジョン ブリアン 「僕・・ 嫌な予感がするんだけど・・」
魔女 「まさか・・ まさかっ!!」
信号待ちで鼻歌が聞こえる方を恐る恐る振り返る私たち
魔女 「《ユリぼうず》・・ そんなところで何している」
ユリぼうず 「・・付き添い」
魔女 「いつの間に乗った・・」
ユリぼうず 「知らぬ間に・・」
魔女 「おまえぇぇ・・」
ユリぼうず 「あ、前の車が動いてますよ」
魔女 「むぅ・・ むむ・・」
脱走猫を心配しているんだかどうだか分かんない猫
ボリボリボリ・・
涼子 「ところで魔女・・ ポリポリ・・」
魔女 「なあに?」
涼子 「帰って来たの?」
魔女 「誰が?」
涼子 「あの顔の中心線がズレた猫に決まってるじゃない ポリポリ・・」
魔女 「あぁ、《ボンネット》ね、帰って来たわよ」
涼子 「あの子ドジ臭くない? ポリパリ・・」
魔女 「・・いいから早く食べちゃいなさい」
さて本日の《ボンネット》
魔女 「《バブー》、《ボンネット》知らない?」
バブー 「いつものところ」
魔女 「え・・ あのテラスの隅っこの・・?」
バブー 「そう何かの器の裏の・・」
凜 「いらないものがいっぱい置いてある後ろです」
ジンジン 「自分のお気に入りのとんでもなくせっまぁーい、角っこ!」
魔女 「・・いつも通りの生活に戻ったわけね」
凜 「幸せそうに寝ています!」
こちら本来の姿でございます
カド暮らしのボンネッティー
SCORPION
家族②が作りました
夏休みの宿題か何かですかね・・ ┐( ̄ヘ ̄)┌