魔女
今日は昨日お伝えしたのより以前、先週の野良猫軍団の様子です
住宅部 束の間の休息
《バニャ2号》はこの紐が生きものではない事をわかっている
一方《バニャ1号》は得体の知れない生きものだと思っている
それは、2匹の遊び方で良く分かります
彼らは1ヶ月ほど前、住宅部から崖の方の森に引っ越しました
それで《バニャ兄弟》の目は蚊に刺され、腫れています
いろんな意味で危険な住宅地よりはそちらの方が安全ではあるけれど・・
《バジャ兄弟》の側では、以前と比べてふっくらとした母親がまったりしています
私の顔を見ると子供たちは小さな体で一生懸命に走って来てくれます
この母親が懐き、好きなだけ触らせてくれるようになったので
《バニャ兄弟》も触れるようになりました
この親子を見守っているのは家族①
母親とまだ赤ちゃんに近かった《バニャ兄弟》が、必死で10mもある崖を登っている姿が大きな衝撃となったようです
「ノラ猫のお世話をするのはこっそりした方がいいんだって思った・・ どうして悪いことをしているわけじゃなのに悲しいことを言われるの・・?」
家族①も誰かに何かを言われたようだ・・
どうしてだろうね・・ 魔女にもわからない
果樹園部
立っていると足元の猫たちを踏みそうになるので、魔女はジベタリアンになっています
《オッドアイタ》のこと
異常に警戒心が強い《オッドアイタ》
たぶん今後も触れることなどないと思っていた
最初からすがりついてきた《すがりつき君》とは兄弟とは思えないほど対照的な性格で
これまでも私たちに対して、威嚇、けん制はお手のもの、また、私たち以外の人間の姿を目にすると凄い速さで逃げ出し、その日は二度と姿を現さない
一週間ほど前の夜
《すがりつき君》、《黒丸》、《三毛》、そして《日の丸》の出迎えを受け、彼ら果樹園部の縄張りに差し掛かった時・・
向うから飛ぶように走って来る猫がいた
暗がりで目を凝らして見ると、《オッドアイタ》だった
まさか・・ と目を疑った
その前の3日間、私は仕事が忙しくて会いに行けなかった
この3日間で《オッドアイタ》にどういう心境の変化があったのだろう・・
この日はジベタリアンの魔女の背中にくっついて
その翌日は恐々とお尻をこちらに向けてきた
私はそのお尻をとんとんと叩いた
最初のタッチでに《オッドアイタ》はビクっと10cmほども飛び上がり・・
逃げて行くのかと思ったら、その場でじっと目を瞑った
《オッドアイタ》の気持ちが心に伝わって
私は尻尾のあたりをとんとんと叩き続けた
そしてその翌日の様子がこの画像だ
そうなると急激に心を許し、どこを触られようがまったく警戒しなくなった
左が《オッドアイタ》、 手前に少しだけ見えてるのは《すがりつき君》
それどころか・・ 彼は別の性格を見せ始めた
《オッドアイタ》は恐ろしくやきもちやきだった
《すがりつき君》が抱っこされていると魔女の足を引っかく
《すがりつき君》が甘えていると《すがりつき君》を殴る
《黒丸》を撫でてている私も殴る
この日からいつも一緒にいたがるようになり
禁断の公園部の縄張りにさえもついて来て、今度は自分が公園部の猫に殴られる
そうして公園部に追い掛け回され、果樹園に戻されても、またこっそり戻って来て私の近くに隠れ潜む
こんな《オッドアイタ》に、明るかった《すがりつき君》がちょっと暗くなってしまった
《オッドアイタ》が甘えている間、淋しそうにして遠くからそれを見ている
それで私は、《オッドアイタ》の気を逸らしては《すがりつき君》を可愛がることに専念しなければならなくなった
昨日の《すがりつき君》の様子は
そんな《オッドアイタ》がいなくて
禁断の公園部の猫もこの時は公園で遊ぶ人間の姿に全員が避難しており
堂々の魔女ひとり占めであり・・
魔女たちと一緒なら辺りに人がいても僕、恐くなんてないぞ! てな画像だったのです
公園部
《黒丸》
《黒丸》は少しだけ距離を保ちつつ、常に私と一緒に行動する
出迎え、見送りを欠かしたことがない
私はこの子が好きだ
何故と問われれても、理由はわからない
《黒丸》は自分も可愛がられたい・・ と思っている
でも私からは近づくことはないから
それは《黒丸》がどうするか決めるしかない
《黒丸》は決めた
《黒丸》がちょっと恐くて、ちょっと嬉しかった日
こうして《黒丸》もすっかり懐いた
だから耳や顔の爛れた部分に薬が塗れる
ゴミ掃除の時に見たら、耳は少し良くなったが・・ 顔は痛いのか嫌がるし、薬を塗ってもなかなか回復しない
《きよわ君》
気が弱い《きよわ君》、この日は椅子の上で私たちと一緒にまったり
《虎丸》
こんなに大きくなりました
かなり用心深い子だが、すぐ側まで来てくれるようになって
ノラ生活は緊張の連続
私たちが座っている椅子の1メートルくらいのところでまでやって来て前後不覚の様子でぐっすり眠ったりします
だからなかなか帰れません
つづく