魔女家を照らす怪しい月
魔女 「・・なんで花びらに猫の毛がついてるんだ」
水玉 「《今日ちゃん》の毛だな・・」
※ 《今日ちゃん》
このブログを始めるきっかけとなった猫
5年前にネバーランドに行ってしまった《水玉》の先代ボス
この月下美人の花が大好きで、いつも花が咲くと匂いを嗅いでいた
その夏、《今日ちゃん》はこの花の香りに包まれて旅立った
そんな香り立つ夜に脱走をしようと試みるたわけ猫 《凜》
そんな夜が明け・・ 本日収穫ナシ 《カント》
翌朝、寝起きでぼんやりしていると
一気に部屋が薄暗くなり、天窓になにやら黒い影が・・
・・と、思ったら《カントく君》じゃありませんか
《カント君》何かを口に咥えてる
今日は朝食にありつけるのか!
《カント君》は、開いた天窓から顔を突っ込み
咥えたものを部屋に落とした
ふわふわ
ひらひら
黒いものが落っこちで来る
自分の羽じゃないか・・
食べ物じゃないじゃないか・・
ちょっと! 《カントくんっ》!!
バッサバサバサ
行っちゃった・・
水玉 「今日は食べ物が見つからなかったようだな、 それを気兼ねして自分の羽を置いてったんだ・・」
魔女 「むむむ・・ 食べ物じゃないのかよ・・」
水玉 「毎日カラスに食べ物貰おうなんて虫が良すぎるんだよ」
魔女 「なら身内のおまえが探してらっしゃい!」
水玉 「八つ当たりかよ! 《カント君》は食べ物が探せなかったことを気にしてわざわざ自分の羽を置いてったんだぞ! その気持ちが分かんないのかよ!!」
魔女 「羽を落としてったって、食べられないじゃないじゃないか!」
そんな昼間のおばあちゃんちの屋根の上では・・
左から 《ジンジン》 《アゾ》 《ジョン ブリアン》
そんな夜の食事時
《パパ・ジョン ブリアン》、今夜のお食事は女の子に囲まれて楽しいね!