方針変更
昨日のお話
先ずは朝
魔女 「あら、《パパ・ジョン》、ここで何してるの?」
パパ・ジョン ブリアン 「ぼく、今日からここでシェキュリティーをすることにした」
魔女 「そうなの?」
パパ・ジョン ブリアン 「うん、よく考えて、ここだとちゃんと出来ると思ったの」
魔女 「確かにね・・」
パパ・ジョン ブリアン 「ぼく、ずっとここにいるけど、気にしないでおせんたくしてください」
先日の集団脱走から4日目
あの時、責任を感じて大泣きしていた《パパ・ジョン ブリアン》
軍団が集団で脱走したのが1階の玄関
そして集団で帰還したのが2階の猫用出入り口
軍団が帰って来たのが分からず、その後も玄関先で泣き続けた《パパ・ジョン ブリアン》は・・
今日になってやっとそのからくりに気づいたようで
セキュリティーの持ち場をリビングの入り口に決めた模様
そこで一気に部屋を出入りする軍団をチェックしようというのだ
そして夜・・
魔女 「あら・・ そこで何してるの?」
パパ・ジョン ブリアン 「まだ帰って来ない猫がいるんだ!」
※ この猫用出入り口はリビングルームから出た左にある洗面所
魔女 「もういいからそこから降りていらっしゃい・・」
パパ・ジョン ブリアン 「でも僕の仕事だから」
魔女 「そんなに頑張らなくてもいいのよ、《パパ・ジョン》は本当によくやってくれてるもの」
パパ・ジョン ブリアン 「そう・・?」
魔女 「うん、いつもセキュリティー、ありがとうね」
パパ・ジョン ブリアン 「う・・ うれしいな~ 」
その後・・
パパ・ジョン ブリアン 「《ゆりぼうず》、今何時だと思ってるんだ!」
ユリぼうず 「なんだよ! 帰って来るなり!」
パパ・ジョン ブリアン 「そんな汚い顔になるまで遊んで・・」
ユリぼうず 「どんな顔で遊ぼうが僕の勝手だ! そんなこと言うなら聞くけどさ!」
パパ・ジョン ブリアン 「なんだよ」
ユリぼうず 「何時だと思ってるんだっていったよね!」
パパ・ジョン ブリアン 「ああ、そうだよ」
ユリぼうず 「じゃあ、今何時なのさ!」
パパ・ジョン ブリアン 「ふぇ・・?」
ユリぼうず 「言ってみなよ! 何時なのさ!!」
パパ・ジョン ブリアン 「えっと・・ じ、時間・・ 何時・・ 何時? うぅ・・う・・」
魔女 「12時18分よ! 《ユリぼうず》、ごちゃごちゃ言ってないでお部屋に入りなさい!」
ユリぼうず 「魔女、《パパ・ジョン》、うるさい・・ 今度僕に文句を言ったら蹴っ飛ばして差し上げる!」
魔女 「何言ってるの! こんな時間までほっつき歩いてたおまえが悪い!!」
《パパ・ジョン ブリアン》、頑張っております
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僕はいつもひとりきり 明日のために寝るだけ
眠ることしかできない せめて夢の中ででも・・
魔女 「《パパ・ジョン》、お部屋に入っておいでよ」
パパ・ジョン ブリアン 「・・いい」