魔女
女性たちとの話も終わったところで、
学校の先生が作ってくれたダルバートが用意されているからそろそろ食事にしてください、とクマルが呼びに来て、私たちは学校の近くの民家に呼ばれた
先生の作ってくれたダルバートはとても美味しく、そして辛かった
これぞダルバートだっていうものをタクシーの運転手さんと一緒に食べた
食事を終えると、クマル君が今度は学校に来てくれと呼びに来た
なんだ、これで終わりじゃないのか・・
そう思って学校に足を踏み入れると
何でだか大勢の村人が集まっており
私と家族②は中央に用意された椅子に座らされた
これは・・ なんのイベントですかね・・
案の定、家族②がイヤだと言い出した
しかしこちらを見詰める村人たちの眼という眼が妙に微笑んでいて・・
その場から決して動くことを許されない感がありありと・・
私は 「とにかくここでじっとしていなさい」 と家族②のダダを制するしかなかった
いったい・・ いつの間にこれだけの人が集まったのか
左手には村長が鎮座していて、右手のは学校の先生がマイクを持ってるぞ
だが・・
どうも機械の調子が悪く、マイクやプレーヤーに電源が入らないらしく
目の前で2人の生徒がそれを直すのに四苦八苦している
待つことかれこれ40分を過ぎようとしているのに直らないわ・・
そしてここ、暑いわ・・
「どうなってるんだい?」と覗きに来たわがタクシーの運転手さん(黒いシャツ)
どうか機械が直るまで
暑い中、待ちくたびれる人々の様子をご覧下さい
・・・ ・・・ ・・・
ねえ、もうやめようよ!
壊れっ放しでいい・・ と思ってた機械が直ってしまった
待ってましたとばかりに村長が演説を始める
長過ぎる演説に、途中で先生がマイクを奪い、本日の趣旨について説明を始めた
これからいったい何が始まるのでしょうか
そう思って先生の説明を聞いていたら
なんか・・ 魔女の嫌いな流れになってきたような・・