魔女
カトマンズ初日に、デイブからノキアの携帯を貰った
新しいのを買ったからと、それまで自分が使っていたものをくれたのだ
もとより、魔女は携帯を持つタイプではないが
前回のこともあり~の、デイブが魔女の動向に自身の心配から生じる興味があり~の、で
年寄りが、息子や娘に携帯を持たされるが如く・・ 与えられた
因みに前回使っていたネパール用携帯は
シムカードの期限もあるから、帰国時にラクスマンに保管してもらったら・・
勝手に使われ、挙句、崩壊の憂き目に会っていた
そしてその日の午後
ティロチャンに会ったら、またノキアの携帯を渡された
魔女が来るのを機に新しい携帯を買ったから、と嬉しそうに渡され・・
既にデイブに貰った、とは言えなかった
こうして2機の携帯を手にした魔女は・・
かなり面倒な思いをすることになる
友人たちには主にデイブから貰った携帯の番号を教えた
だが、ティロチャンやその兄弟からも電話が掛かって来るのでこちらも持って歩かなければならない
デイブといる時、ティロチャンの携帯が鳴る
出るに出られない
着信音に気づいたデイブが怪訝な顔をする
家族②は正直に言えばいいじゃない、と言うが、いちいち訳を言うのも面倒臭い
その上、ティロチャンの携帯のせいで、魔女は通話メッセンジャーみたいになった
魔女への電話の間を縫って、毎日2,30回もティロチャン宛てに電話が掛かって来るんのだ
ピャリ~ン ピャリ~ン ピャリ~ン ピャリ~ン
魔女 「ハロー」
相手 「・・ティロチャン?」
魔女 「違う・・」
相手 「だれ・・」
魔女 「私はティロチャンの携帯をもらった魔女」
相手 「ティロチャンは? 仕事のことでティロチャンと話したいんだけど」
魔女 「では彼の新しい番号をお知らせしますから、そちらへ掛けなおしください 番号は××・・」
相手 「タンキュ!」
一日中こんなやり取りが続いて・・
疲れた魔女はついにティロチャンの携帯を持ち歩くのを止めた
と、いうことで、デイブから貰ったアラビア文字入りの携帯
ん・・ アラビア文字・・?
ネパールの商品じゃねえー!
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・・気を取り直して
知り合いのジュエリーショップ
魔女 「おじさん、新作出来た?」
店主 「おお、たった今届いたところだ!」
魔女 「わ~い! 見せて! 見せて!!」
店主 「どう? 私のデザインだよ」
魔女 「いいわ~」
という訳で高品質シルバーのピアス2個を半額でお買い上げ (2×3.5cm 1個 ¥400)
その後はチャ-をすすりながら店主の愚痴にお付き合い
貴金属が高騰し、客足が遠のいてしまった
地価が上昇し、家賃がどんどん高くなる
あぁ・・ 生きづらいなぁ
そんな話を眉間に皺を寄せて真剣顔で聞くわたし
それで店主もちょっと満足
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知り合いの雑貨屋
気に入ったハンドメイドのバッグがあったので、こちらもほぼ原価でお買い上げ (1個¥600)
これだと大きさが分かりづらいですねぇ 36×40cm
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やはり馴染みの店にて
これはキャンディーとかフルーツとかを乗せるなり、さもなくば飾っても楽しいグッズですが・・
さて、何で出来ているのでしょう・・ お分かりになりますか?
わかった方、お答え、待ってま~す
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一方、家族②はこの店でタブラ&バヤンお買い上げ・・
☆ タブラ 高さ25cm 打面15cm ☆ バヤン 高さ23センチ 打面25センチ 重量5kg
ハンマー 台座 カバー ケース付き (¥6、000)
マジかいっ!!
家族②、ここで一気に小遣い使い果たす
レッドブル、これにて終了
バブー
みんなで話し合って、《ボン兄ちゃん》を静かにしてあげることにしました
そしたら《ボン兄ちゃん》は誰もいない時に、ひそかにご飯を食べたり、水を飲んだり、トイレに行ったりしてます
でも私は心配だから、こっそりコタツからのぞいたり、物かげから見ます
《ボン兄ちゃん》にわからないように見ます
魔女、《ボン兄ちゃん》・・ 少しは太ったかなぁ
もうちょっとだって