魔女
マチンドラの神様(観音様)にご挨拶をし
仏様に仕える人々と語らい
良いひと時を過ごす
セト マチンドラナートの神様
その名の通りカトマンズのマチンラドナートは白い神様
一方お隣のパタン市におわすのはラト(赤)、赤いマチンドラナートの神様だ
ここ、セトマチンドラの神様に仕えるのは、仏教最高カーストのバジャチャリア
奥は直接神様に仕える(信者と神様との橋渡し)僧として働くバジャチャリア氏の三男
手前右はバジャチャリア氏の妻、左は三男の妻
ここでは信者は直接僧に触れることは出来ない
神様への供え物等は、先ずこの女性達に託し、それらの物は彼女達によって僧に渡され、僧によって神様に供えられる
それらの供え物の一部は、バジャチャリア氏の指示によって、魔女に渡される
なんじゃそりゃ!
マチンドラの神様、並びにバジャチャリア氏
おかげさまで魔女は果物やお菓子に不自由せず、いつもお腹がいっぱいです
心から感謝しております
南無・・
そんな感謝の祈りの中
境内では、《ベットゥー》がいちゃもんをつけられていた
おかしな人間の女に・・ いちゃもんをつけられていた
ベットゥー 「え、なに? 私がここにいちゃいけないの? 《バブー》! この人怖いよぉ」
バブー 「なんだ、なんだ! 《ベットゥー》に文句つけるんじゃない! ついでにそこのよそ犬、おまえもここから出て行け!」
向うに座っているおじいちゃんは、常日頃《バブー》を可愛がっている
おじいちゃんにはこの後の展開が見えている
女が脱いであったサンダルを手にする
バブー 「やる気か・・ しようがない、俺の強さを思い知らせてやるか ううう~!」
この直後、この女性がサンダルを振り上げ、《ベットゥー》と《バブー》を殴ろうとし・・
見事に《バブー》の反撃をくらう
そんなマチンドラの騒ぎをよそに
家族②は寺の外をうろついていて
こんなものを見つけて感動していた
こんな神と自転車の違いもよくわからない家族②は・・
神聖な儀式を司る主であるバジャチャリア氏を 『バジャおじちゃん!』、と呼んで周囲を驚愕させた
そんな家族②に対してバジャチャリア氏は
とても神聖なもの
つまりマチンドラの神様の首に掛けられたオレンジの花の首飾り外し、与えた
それは親しみを込めて神様の首から家族②の首に掛けられたのか
もっと利口になるようにとの祈りから掛けられたものか・・
魔女の知るところではなかった