軍団短編日記 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

             ナゾの人  確信犯       


《ボンネット》の飲ませる薬は一回が大粒の錠剤の半錠

粒が小さいと口を開けてあっという間に飲ませるのだが、

これは大きい挙句に割った部分が尖っているのでかなり飲み込みにくい


それで喉の近くに錠剤を落とし、口を閉じて口の端から注射器(勿論針なし)で水を入れ、薬を飲み込ます

とにかく一気に飲み込ませることが重要で

もたもたしていて薬の苦さを感じさせてしまうとどんな動物だって薬を嫌がる


魔女 「あれ? ここにあった注射器知らない?」


ボンネット 「知ってるよ!」


     まじょねこ日記-Bonnet


魔女 「どこ?」


ボンネット 「言わない!」


魔女 「・・隠したのか」


ボンネット 「うん!」


魔女 「《ジョン ブリアン》がか・・」


ボンネット 「うん! 隠してくれたの」


魔女 「《ジョン ブリアン》、注射器はどこ」


ジョン ブリアン 「言わない」


魔女 「隠しちゃダメじゃないの!」


ジョン ブリアン 「魔女はお薬を隠しちゃだめ、って言ったんだよ」


ボンネット 「だからお薬は隠してないよ、そこにあるでしょ」


ジョン ブリアン 「僕は困ってる猫を救ったんだよ」


ボンネット 「僕、困ってる猫! だから救ってもらった」


ジョン ブリアン 「僕、これからもそういう使命を持って頑張ろうと思う」


    まじょねこ日記-Jyon brian


魔女 「・・」


結局注射器はいまだに見つからず

《ボンネット》は目を白黒させて薬を飲まされている



              ドキドキ  母性本能


魔女のお膝の上の《ユリぼうず》・・


ユリぼうず 「魔女、この猫はだあれ?」


まじょねこ日記-Yuribouzu


魔女 「野良ちゃんなんだって、誰か家族にしてくれませんか、って・・」


ユリぼうず 「・・僕、 また母ちゃんになりたい!」


まじょねこ日記-Yuribouzu


魔女 「・・」



            車椅子  優先席


こたつに入ろうとすると・・


まじょねこ日記-Gundan

魔女 「なによ その目つきは」


軍団 「ここは猫優先席なんだけど・・」



       アップ  天国と地獄  ダウン


水玉


今朝、昨日の騒動の社長さんから電話があって

魔女にお仕事を頼みたいって


それで魔女の心は一気に天国にのぼった


少女画を描くんだって

違う! 肖像画!! おっさんだぞ・・


わあ~い! これでニャパールに行けるぞぉ~!!

って喜んでる


また行くのか!!


俺らの心は一気に地獄に落ちた


俺 「どうせぬか喜びさ、怠けてばかりでなかなか描かないんだろ」


魔女 「速攻で描くよ!」


俺 「この前の注文の絵、どんだけたってから描き始めたよ」


魔女 「あれは心を込めて描く絵だったの! 今度のは顔を描くだけだからあっという間よ」


俺 「心はこめないでいいのか」


魔女 「人の顔に魔女の心を込めたら怖いだろ」


そりゃ確かに怖いかもな・・


それにしても、また行くのかよ

そしてまた、俺の頭に円形ハゲが出来るんだ・・