ネパール日記 ~ 僕も一緒に! Ⅱ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

魔女


足元で見上げる《バブー》に・・

私は本当に困った


魔女 「どうしよう・・」


ルナ 「もう連れて帰る時間なんてないよ・・」


魔女 「ルナが寝坊したしたからね」


ルナ 「仕方ない・・」


魔女 「やっぱ連れて帰る?」


ルナ 「ここに置いて行こう!」


魔女 「置いて行っちゃうの!」


ルナとアンビカはスンダリジャル行きのバスを探し始めた


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だけどスンダリジャルに行くには

ボダナートの先まで行って、そこでスンダリジャル行きに乗り換えるんだ

そのことを2人に伝えて

私たちはボダナート行きのバスを見つけて乗り込んだ


車掌の男の子 「あの・・」


魔女 「なあに?」


車掌の男の子 「一緒に行くの?」


魔女 「私たち?」


車掌の男の子 「い、いや・・ この犬も・・」


私たち 「うわっ!」

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   ルナ 「《バブー》! 乗っちゃダメだよ、 降りなさい!」


   バブー 「やだ!」 

    

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      ルナ 「降りなさいっ!!」  


      バブー  「ぅぅぅ・・ううう・・」 (唸る)


降りろ!と叱られた《バブー》、何を思ったか足の下に隠れようとする

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  バブー 「まじょ、僕、見えてる?」   魔女 「丸見えだよ・・」

そこで《バブー》は居直り

魔女の隣の席に飛び乗って堂々と座り込んでしまった


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         バブー 「僕も一緒に行くんだ!」


だけど・・《バブー》 そういうわけにはいかないんだ・・

バスの運転手さんが発車できなくて困ってるよ


魔女は一度バスから降りた

ついて降りた《バブー》を、すかさず車掌の男の子が押さえる


車掌の男の子が《バブー》の顔をバスから反対の方向に向け

その間に私は動き出したバスに飛び乗った

バスがカンティパトの通りを曲がりかけたところで、車掌の男の子が走って来て乗り込んだ


振り向くと、人混みを行き来しながら必死で私を探す《バブー》の姿が人々の隙間に見え隠れしていた


バスから飛び降りたい気持ちでいっぱいになった

それを押し留めるように、ルナが魔女の手をぎゅっと握った


《バブー》はやはりあの通りを渡って帰るのだろう

帰りに知らない犬たちに襲われはしないだろうか


頭の中はそのことでいっぱいだった


つづく