ネパール日記 ~ 僕も一緒に!Ⅰ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

魔女


本日は昨春結婚した友人、アミタの嫁ぎ先に行く約束で

ひとりで行くはずだったのが、ちょうど土曜日ということでルナもアンビカも大学が休み

彼女たちはスンダリジャルに行った事がない、というので

チャリコットに行く前に、一緒に行く約束をしていた


待ち合わせのマチンドラに行くと

《バブー》と子供たちが先を争うようにして駆け寄ってきた

※ ネパールでは学校、官庁などは土曜日が休み


わあ~い! 《バブー》の勝ちぃ~!!


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既に来ていたアンビカが、ルナはまだ寝ているようだと言った

もう9時だというのに寝ているだとお~!


魔女は子供たちににルナを叩き起こして来るように頼んだ


起こされたルナが支度をする間を

《バブー》や子供たちと一緒に遊んで待った


ママが弟の入院する病院から帰って来たのが11時頃

マチンドラのゲートをくぐって戻って来たママは

《バブー》と一緒に走り回る魔女の姿を見ると

踵を返してまたゲートから出て行ってしまった


少しして、ママはドーナッツを抱えて戻り

入り口のチャー屋でお茶を注文した

わあ~い! 朝食だ! 


それからママはルナを叱りに家に入り

叱りついでにチャウチャウヌードルを作ってる・・


魔女 「ママ・・ もういいよ、ドーナッツとお茶で腹いっぱいだよ」


ママ 「・・」


魔女 「ねえママ・・ 腹いっぱい」


ママ 「黙って食べなさいっ!」


魔女 「はい・・」


そんなこんなでもう12時だ

何だよ・・ ルナってば魔女が遅刻すると怒るくせにさ


         ・・・・・・・・・・・・・・・・・


やっと出発だ

必死で後を追おうとする《バブー》を、ママが抱えた


だが・・ 

アサンチョークに差し掛かる頃には《バブー》が魔女に飛びついていた


大遅刻の上、戻るともっと遅くなる

ルナがこの先は縄張りが違うから《バブー》は絶対に帰るよ

そう言うから、私たちはそのままラトナパークに向かった


この辺りは靴屋が多く

路上のサンダル屋の前で

ルナが 「サンダルを買おうよ!」 と言い出した


ちょうど私もクルタに合うサンダルがなかったため、2人で物色を始めた

魔女のクルタの色にぴったりのサンダルがあったのでそれに決め

ルナもお揃いで同じ物を買った

(結局魔女もネパール時間になってる・・)


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     魔女 「《バブー》、もう帰りなさい」    バブー 「やだ」


その時知らない男性に声を掛けられた

「あなた一昨日チャリコットにいたでしょう!」 

そう言ってにこやかに近寄って来たその人は・・

《バブー》に唸られて立ち去った


再び歩き出す

《バブー》はふざけて魔女に飛びつきながらついて来る

帰らないじゃん!


ルナは、いくら何でもカンティパトの通りは渡れないから大丈夫、と言った

しかし《バブー》はついて来る気満々のようだ


私たちは作戦を練った

ルナとアンビカが2人がかりで《バブー》を押さえている間

私は歩道橋を使わず通りを渡る

そうすれば《バブー》はおびただしい車の往来のあるこの大通りを渡ることは出来まい

そして通りを渡り終えた私に《バブー》が気をとられている間に

ルナとアンビカはこっそり歩道橋を渡って向こう側に行く


2人が力いっぱい《バブー》を押さえ

私は走る車の間を縫うようにして足早に通りを渡った


渡り終えた私は、歩道橋にルナたちの姿を見つけようとしていて

人のひしめく歩道橋からルナが手を振っているのを確認した


ホッとしていると・・

交通警官が声を掛けてきた


警官 「この犬、あなたの?」


魔女 「え・・?」


警官 「いやぁ、この通りをよく渡ったものだ!」


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  が~~~ん !!


つづく