ジンジン
また始まったよ・・
どうしても家来が欲しい《アゾ》が
この前、いったい何を勘違いしたんだか
《水玉》に、「家来になれ!」 と言って瞬殴された
それでやっと物事を順番だてて考え始めたんだろうね・・
《凛》に向かって
アゾ 「《り、りん》! 《あじょ》の けっらいに なりなっしゃい!」
燐 「けらい・・?」
アゾ 「《あ、あじょ》の 言うこと 何でも 聞くんじゃ!」
凛 「・・」
アゾ 「え、ええか!」
凛 「やだ」
アゾ 「え、ええだろっ!」
凛 「やだっ!」
アゾ 「こ、この・・ こうなったら うでずくじゃぁ!」
アゾ 「ど、どうだ 《あじょ》は 強かろう!」
凛 「わぁ~い つよかろ~ つよかろ~ ♪♪」
アゾ 「な、なんと にゃっくたらしい ねっこなんじゃあ~!」
凛 「きゃ~きゃ~!!」
これを、今度は《凛》がどう勘違いしたんだか・・
『けらいになるごっこ』 と捉えてしまい
以来、事あるごとに 「つよかろ~、つよかろ~ ♪♪」 と言って《アゾ》に飛びつく
《アゾ》は 「や、やめなっしゃい!」 、とすごく嫌がるのだが
《凛》としては楽しい 『ごっこ』 と認識しているから、これがしつこい
《アゾ》は毎日 『けらいごっこ』 がしたい《凛》に飛び掛られたり
突き飛ばされたり
首にぶら下がられたり
近頃じゃ毎度《凛》を引きずって歩いてるよ・・
「な、な、なんも 思い通りにいかん!」
そう言いながら
《アゾ》は、今も《凛》を引きずりながら僕の横を通り過ぎて行くところだ
ボンネット
《りん》が日記を言うのにこってしまって
今日は僕が日記を言おうとしているのに
勝手に魔女のおひざに乗っかって魔女を見上げ、時折おならをしながら、なにやら勝手にしゃべっている
凛 「にっき にっきぃ ※π×# だぁ~!!」
「とりました! はくさぁ~い ◎♪♪♪~!」
魔女 「・・」
凛 「゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ はくさぁい!」
魔女 「・・くさい」
凛 「♪♪▽▲α■&はくさぁ~い!!」
魔女 「何言ってんだ・・ 自分のおならがくさいのか・・?」
僕 「さっきとった記念写真のことじゃない?」
魔女 「あぁ・・そうか」
凛 「はくさぁ~い! はくさぁ~い!!」
魔女 「わかったよ、それを日記に載せりゃいいでしょ」
凛 「うううわああ~い!!」
魔女 「《ボンネット》、今日はもう日記はいいからさ、 この子にまともな言葉を教えてやってくれないか・・」