魔女
アトリエのハロウィン パーティーも終わり・・
いよいよ旅行の支度に取り掛かからなければならない
出発まで後4日しかないのに全く用意ができていない
それで夕べ、軍団の言うところの 『恐怖の袋』 を取り出した
案の定・・
誰も口をきいてくれなくなった
旅行の事など分かろう筈もない《凛》でさえ
みんなの真似をしているのか、誰かの話を聞きかじったのか、はたまた不穏な空気を察したのか・・ 悲しそうな顔に変わってしまった
軍団がやっと口を開いたかと思いきや
それぞれが訳の分かんない文句を言ってくるし
そのくせ、誰も日記を言ってくれようとはしない
反抗極まりない状態で
こうやって魔女がちまちま日記を書いている訳で・・
参った
というわけで
軍団の反抗の様子をば・・
《ジンジン》編
「大丈夫だよ、目薬があるからね」
「目、しっかり開いてるじゃん・・」
《水玉》編
「お願いだからいい加減膝から降りて! 重たいっ!!」
《ユリぼうず》編
今朝から《ユリぼうず》がいない
もう夕食の時間だと言うのにどこにもいない
魔女は家中を探した
「ゲッ! こんなところに立てこもってる!」
《ジョン ブリアン》編
「もうカサブタになってるから何も心配ないよ」
「・・」
《涼子》編
「置き去り・・って」
《アゾ》編
「こ、こわい・・」
《ボンネット》編
「・・・」
「・・・」
「なんか、こわい・・」
《バブー&凛》編
「いや・・ ちょっと近所に買い物に行くだけだから」