『遊ばせ上手』
ジンジン
つまらないと意味もなく、しかもムダに部屋を走り回る《凛》
見かねた《バブー》が大きなおもちゃを引っ張り出してきた
それで《凛》と遊んであげている
よかったね
《凛》がうんと楽しそう
『遊ばせ下手』
ジョン ブリアン
《バブー》が《凛》を遊ばせているのを見て
自分もやってやろうと思ったんだろうね・・
古紙回収日の今日
《水玉》が向かいの空き地から新聞紙をくわえて来た
とても歩きにくそうにして運んで来たんだ
キャッキャ、キャッキャと言って新聞紙と遊んでいる
それから、新聞紙かくれんぼを始めた
それに驚いた僕ら・・
だっていつもボス顔で色々命令してくるし
第一《水玉》が無邪気に遊ぶ・・ なんて
怖いだけだよ
案の定みんな遠巻きに見ているだけで、誰も一緒に遊ぼうなんて・・しやしない
《水玉》はひどく気を悪くしてしまった
それで《水玉》に憧れている気の弱い《ボンネット》が
気を使ってそっと水玉の隠れている新聞紙に乗っかった
そして《ボンネット》は・・
「痛えよっ!」 って言われた
《ボンネット》は慌てて新聞紙から飛び離れ
それからは誰も《水玉》のそばには行かない
面白くない《水玉》は、体に新聞紙を乗っけたままふてくされてしまった
僕 「《水玉》・・ 怒っちゃった?」
水玉 「うるさい! 放っておいてくれ・・」
『大好物』
魔女
魔女の誕生日には10数枚のガーナチョコが集まった
そんな中
アトリエの生徒、なっちゃんがくれた魔女の誕生日プレゼントは・・
『果汁グミ グレープ味』 だった
添えられたお手紙には
『魔女へのプレゼント
開けてびっくり、大好きな果汁グミだよ~!』
と書かれていた
なぜ、果汁グミ・・
それは5月の海水浴遠足の日・・
生徒の一人が持って来た果汁グミ グレープ味が暑さのせいで溶けてしまい
スライムになっていた
生徒れいら 「気持ち悪くて食べられない・・」
魔女 「よこしなさい、 魔女が食べる!」
どろどろに溶けた果汁グミを割り箸ですくって食べる
これ最高ね
他の子は海で遊んでいたと思っていたのに
なっちゃん、見てたのね・・
あなどれないわ
魔女はグミは電子レンジでスライムにしてから食す
それが最高に美味いグミの食べ方!