ジョン ブリアン
昨日はあんなに楽しかったのに
今日は雨がじゃんじゃん降って・・
一回はお外に行ってみたものの
案の定どこも雨で・・
僕らはつまんない時間を過ごさなきゃならなかった
水玉 「今日は雨だから見回りは中止だな・・」
僕 「つまんないね・・」
アゾ 「お、おっそとで あそびたいんだが どーでしょー・・」
水玉 「俺らに相談しないで行きたきゃ勝手に行けよ」
アゾ 「い、行く・・」
僕 「本当に行っちゃったよ、魔女、いいの?」
魔女 「だって、行きたいって言うからドア開けた・・」
僕 「あぁ・・ つまんないね・・」
水玉 「あれ・・? 《ユリぼうず》も外なの?」
魔女 「・・わかんない」
ジンジン 「魔女がドアを開けてあげたんじゃないの?」
魔女 「そんなのいちいち覚えてないわよっ!」
僕 「なんでいきなり怒るの?」
魔女 「うるさい!寝るっ!」
僕 「さっき起きて来たばっかじゃん・・」
魔女はその場でさっさと眠ってしまった
僕 「ずいぶんご機嫌悪いね・・」
水玉 「どうせ、現実逃避だろ」
僕 「現実がイヤなの?」
ジンジン 「お金がなくなるとああいう態度をとるんだよ」
水玉 「わかりやすいっちゃあわかりやすいけど、かなり子供じみてるよね・・」
僕 「《ユリぼうず》も《アゾ》も、雨だっていうのに帰って来ないね」
水玉 「きっと《ユリぼうず》のことだからどこかで寝てるんじゃないか?」
ジンジン 「確かに良く寝るよねぇ~!」
僕 「しかも、どこででも寝るものね」
水玉 「俺なんか時々、ニャバーランドに行きかけてるのかと思ってドキッとする時あるぞ・・」
ボンネット 「ぼくのつくった びにーる 小やでも 寝てた!」
バブー 「《バブ》 ミチュケタ!」
ボンネット 「《バブー》が 『ココ 《ボンネット》ノ トコダヨ』 って 言ってて ぼくが 見に行ったら 寝てた」
ボンネット 「ここは ぼくが びに-るを あつめて 作った ぼくの かくればしょだよ」
水玉 「《ボンネット》、おまえ言葉覚えるの早いな!」
ジンジン 「ほんと、凄いじゃないか!」
僕 「《ボンネット》すごいよ! それに比べると、《アゾ》はまったく進歩しないよねぇ・・」
水玉 「そう言えば《ユリぼうず》、この前テーブルの上でも眠ってたな!」
僕 「しかも座ったままの格好でね!]
![まじょねこ日記-Yuribouzu-4](https://stat.ameba.jp/user_images/b6/14/10135130189_s.jpg?caw=800)
ユリぼうず 「ぐ~ ぐ~
![ぐぅぐぅ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/030.gif)
魔女 「オイ、《ユリぼうず》! どこで寝てる!!」
ユリぼうず 「ハッ! はて・・? 僕はいったいこんな所で何をやっていたんだろうか・・」
ジンジン 「あれには驚いたよね!」
僕 「散歩中だっていきなりその場で寝始めるし・・」
水玉 「そんなだから太るんだよな」
ジンジン 「下から見るとムササビみたいなんだよ」
水玉 「そうなのか!」
僕 「どうやって下から見たの?」
ジンジン 「アトリエでたまちゃんに抱っこされてた時・・」
僕 「ムササビだったんだ・・」
水玉 「それにあいつ太り過ぎでお尻なめられないんだぜ」
ジンジン 「知ってる・・」
僕 「そう! 片足をピン!ってして、前からなめようとすると届かないあげくにでんぐり返しになっちゃうんでしょ」
水玉 「それで背中をなめようとすると後ろ向きに倒れちゃうのな!」
僕ら 「びゃははは~!!」
水玉 「・・ちょっと待て」
僕 「どうしたの?」
水玉 「・・感じる」
僕 「なにを?」
水玉 「視線・・」
ジンジン 「僕も感じる・・」
僕 「なんの?」
水玉 「・・うわあああっ 」
ジンジン 「いたあああぁぁぁぁ~ 」
ユリぼうず 「・・」
ジンジン 「ずっと・・ そこにいたの・・?」
ユリぼうず 「・・さて・・と・・」
水玉 「ま、魔女! 起きて、起きてっ 」
魔女 「・・なによ」
ジンジン 「僕たちが危険なの 」
魔女 「なんで・・」
僕 「僕たち《ユリぼうず》がいないと思って陰口言っちゃったの、それで、《ユリぼうず》に聞かれちゃったあ~! どうしよう 」
魔女 「それは大変な事になりそうだな・・」
僕 「なるよね~」
水玉 「魔女、助けておくれよ!!」
魔女 「やられちゃいなさい・・」
僕ら 「へ・・」
魔女 「《ユリぼうず》の運動のためだと思って、ここはひとつやられときなさい・・ 魔女はもう一眠りするから」
僕ら 「ひえ~!!」
ギャ~ギャ~ ドタバタ!!
ビャ~ビャ~ ジタバタ!!
騒ぎが始まると、《ボンネット》と《バブー》はすぐにコタツの中に避難してまった
残った僕ら3匹は、《ユリぼうず》にしこたま殴られ、蹴られ・・
今日は最悪の一日だった