猫日記 ~ ささやかな日常 Ⅱ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

        ネコ  5時35分の猫


Azo 081011


アゾ 「ま、まじょ、おっそと 行きますので~」


魔女 「今日はイシノさんが来るんだよ」


アゾ 「だっ、だっれだ!」


魔女 「ノラだった《アゾ》をここに連れて来た人じゃないか」


アゾ 「・・し、知らん 知らんっ!!」


ジンジン 「恩知らずだな」


水玉 「母ちゃんと別れた日の事を思い出したくないんだろ・・」


魔女 「外に出たって、もうそうそうトカゲさんもいないんじゃないの?」


アゾ 「い、いちいち 口だっすな! いだいだする・・」


魔女 「それを言うなら 『いらいら』 でしょ、いい加減ちゃんとしゃべりなよ。 で、帰りは?」


アゾ 「い、いっつもと 同じなんだろ?」


魔女 「あぁ・・ 5時35分ね」


  ・-・-・-・-・-・


イシノさん 「ごめんくださ~い」


魔女 「いらっしゃい!」


イシノさん 「《アゾ》ちゃん元気にしてます? 会いたいわ」


魔女 「すみません、今外出していて・・ 5時35分に戻ります」


イシノさん 「・・」



       ブタネコ  太り続ける猫


魔女 「むむ・・む・」


ユリぼうず 「ケ・・ケケ・・」


Mizutama 081016

       

      にゃー  佇む猫


Ryouko 081015

魔女 「あれ・・そこで何やってる?」


涼子 「あ・・ 魔女・・」


魔女 「お部屋に入りたいの?」


涼子 「・・」


魔女 「外で《アゾ》と遊んでいるのを見たよ」


涼子 「・・」


魔女 「《アゾ》がイヤだって言って外で暮らし始めたんでしょ、でももう《アゾ》と仲良しになったんならお家で遊べばいいんじゃない?」


涼子 「・・まあ、そうだけど」


魔女 「じゃあ、お部屋に入りなさい」


涼子 「・・入ろうかな」


魔女 「みんなで寝ると暖かいし、みんなで遊ぶと楽しいよ!」


涼子 「うん・・」


魔女 「ドアを開けてあげるね」


《涼子》はお部屋に向って歩き出した

魔女はわくわくした

やっと、これでみんな揃う

《ボンネット》が《涼子》に駆け寄って来た


涼子 「・・」


ボンネット 「・・・」


涼子 「・・ ぎゃ~~っっ!!」


魔女 「どうした!《涼子》」


涼子 「こ、こ、この猫なに!」


魔女 「この猫?」


涼子 「顔の中心線がずれた子猫だよ!」


ボンネット 「ボ、ボンニャット・・」


魔女 「《涼子》は初めて会うんだっけ・・ この子は《ボンネット》っていって、車のね、ボンネットの中から・・」


涼子 「もう・・ もう、嫌だあ~~!!!」


こうして《涼子》は再び走り去ってしまった・・



       ネコ  帰りたい猫


魔女 「どう・・ 具合は」


ジョン ブリアン 「魔女・・ 魔女・・」


魔女 「まだ辛いね・・」


ジョン ブリアン 「帰る・・ おうち・・ 帰る・・」


魔女 「もうすぐだからね」


ジョン ブリアン 「おうち 帰る・・ ここ、開けて・・」


魔女 「ここ開けたら息をするのが辛くなるんだよ」


ジョン ブリアン 「僕、帰る・・ おうちに帰る・・」


Jyon-brian 081019

まるで映画の《ET》のように

その言葉だけを繰り返す《ジョン ブリアン》

入院して今日で14日目

帰りたいよね・・


思いの外経過が悪く

ドレンの詰まりを取るのも難航してしまい

今日、これからまた手術だ


数日前に面会に行った時は元気だったので

軍団にその事を伝えたらみんなはすごく喜んだ

そしてやっと以前のようにふざけ始めたところだった


その後の《ジョン ブリアン》の容態については

魔女と《ユリぼうず》だけの心の中に仕舞われている


《ジョン ブリアン》の事だけは、今回のテーマに反して・・ 

『ささやか』 ではない


無事に手術が終わりますように

どうか、回復しますように


《ジョン ブリアン》、みんなが帰りを待っているよ

今度こそ、元気になって

一緒にハロニャンパーティしようね


いっしょけんめ、頑張ってください