猫日記 ~ ささやかな日常 Ⅰ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


     にゃー  ムセる猫


家族① 「《ボンネット》、こっちにおいで!」


魔女 「ちょっと、《ボンネット》を呼んでどうする気?」


家族① 「可愛がってみようかな・・って」


魔女 「可愛がっちゃダメ!」


家族① 「何でっ!」


魔女 「《ボンネット》は可愛がると苦しむの!」


家族① 「また分かんない事を言い始めたよ・・」


魔女 「可愛がらないでね!」


家族① (無視!) 「《ボンネット》可愛いねえ~ よしよし」


ボンネット 「ナオ~ン! ごろごろごろ・・」


魔女 「止めなさい!」


家族① 「おお、よしよしよし・・」


ボンネット 「ごお~ろ、ごろごろ! ごお~ろ・・」


家族① 「かあ~わいいねぇ~ よしよしだよぉ~」


ボンネット 「ぐお~ろ、ごろごろ! ごろごろ・・ ご・ろ・ ご・・ ぐお~・・ ぐ・・ ぐえ・・ ぐうえ~!!」


家族① 「《ボンネット》、 ど、どうしたの!」


ボンネット 「ぐうえ~! けへっ、けへっ!! けっ、けっ、 くうえ~~~!!」


家族① 「わあ!  魔女、魔女お~!!」


魔女 「だから可愛がるなって言ったじゃない!」


家族① 「どういう・・」


魔女 「《ボンネット》は 『ごろごろ』 するとムセるんだよ・・」


家族① 「いつから?!」


魔女 「 『ごろごろ』 を言うようになってから」


家族① 「な、なんて悲惨な猫なんだ・・」


ボンネット 「ク、ク、クエッ・・ クエッ・・ クエッ・・ククク・・」


Bonnet 081012


     ネコ  タカられる猫


アゾ 「・・? ま、まじょ、《じんじん》のぉ かっらだに な、な、なにか おる」


魔女 「なにが?」


アゾ 「わ、わっからん! あ、歩いて おる・・ ちとちと と 歩いて おるが・・ こでは なんじゃろか たっ、食べてもええか?」


魔女 「待ちなさい、何でも勝手に食べない!」


アゾ 「ま、また おった!」


魔女 「ひょとして蚤か!」


アゾ 「わ、わっからない・・」


魔女 「どこだ!」


アゾ 「こ、こっここ! こっこここっこ! こっここっこ!!」


魔女 「《アゾ》、ニワトリになってるぞ!」


ジンジン 「魔女、なにやってるの・・」


魔女 「《ジンジン》、じっとしてて!」


ジンジン 「僕の体で何やってるんだよ!」


魔女 「こ、これは・・ コクゾウムシじゃんか」


アゾ 「お、おお! こ、こっくぞーむっしか!」


魔女 「知ってるの?!」


アゾ 「し、知るもんか!」


魔女 「・・なんでコクゾウムシが《ジンジン》にたかってる?」


アゾ 「きっ、きのうも おったど!」


魔女 「ええ~! 《ジンジン》、こんな迷惑な虫をどこから連れて来たんだ!」


ジンジン 「・・わかんない」


魔女 「おまえは米か・・」


アゾ 「お、おるど・・ こっちにも そっちにも・・ おる」


魔女 「も、もう・・ いやだ・・」


Jinjin 081010



     ブタネコ  みさかいのない猫


ユリぼうず 「今日という今日は許さない・・」


水玉 「また始まったよ・・」


ユリぼうず 「お前なんて・・ どうしようもないヤツだ・・」


ジンジン 「今日の相手は誰なんだ・・」


水玉 「毛布だよ・・」


ユリぼうず 「おぉ、その態度はやる気だな・・」


ジンジン 「僕は避難するよ、おい、《ボンネット》、ベランダに行くよ・・」


ボンネット 「カアチャン、タタカウ!」


ジンジン 「そう、《ボンネット》の母ちゃんがこれから戦うからね・・」


ユリぼうず 「ああ~~! やんのかあ!!」


アゾ 「ま、まじょ、 おっそとに 出たいのだが・・」


ユリぼうず 「お前は《ジョン ブリアン》の仇だ!」


水玉 「それはどういう根拠なんだ・・ 魔女、ドアを開けてよ、僕も外に行く」


ユリぼうず 「覚悟をすることだな!」


ドタドタ! バシバシッ! デシデシッ! 

バンバンババン!!


Yuribouzu 081018


ユリぼうず 「手こずった・・」


ボンネット 「カアチャ~ン! カッタァ?!」


ユリぼうず 「手強かった・・ しかし勝ったね! 僕が仇を取ったから、これでもう《ジョン ブリアン》は大丈夫だ・・」


ボンネット 「カアチャン、スッゴイ!スッゴイ!!」


ジンジン 「さすが親子だな・・」