猫日記 ~ 幻のお誕生会 ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン


水玉 「そういえば・・ アトリエの忙しい日に、魔女が生徒たちから 『お誕生日おめでとうございました』 って言われてたぞ」


ジンジン 「アトリエが忙しい日は土曜日っていうんだよ、《水玉》は先生なんだからちゃんと曜日を覚えなよ」


水玉 「忙しいのは土曜日・・ね」


僕 「魔女、土曜日がお誕生日だったの?」


水玉 「そうじゃないっぽかったな・・」


僕 「じゃあ、いつなの?」


水玉 「もうとっくに終わったんじゃないか?」


アゾ 「あ、あじょ、知っておる」


僕 「いつなの?」


アゾ 「こっ、この前」


僕 「それじゃわかんないよ!」


アゾ 「も、も、もっくんのぉ~ ゆっびわが 空からふって来た 日なんだが・・ まっじょはぁ~ こっ、こうきゅう かんじゅめは たべておりまっせんでした」


Barthday 08925
魔女のお誕生日に空から降ってきた《もっくん》の指輪

天使が落っことしたらしいよ


ジンジン 「いくら魔女でも猫の缶詰は食べないだろう」


アゾ 「そりゃそうだよ、あでは あじょたちの ものなんだ!」


ジンジン 「いや、そういう意味じゃなく・・」


僕 「で、なにかごちそうを食べてた?」


水玉 「印象にないな・・」


ユリぼうず 「もっくんが降って来た日なら、魔女はおにぎりを食べてた」


僕 「お誕生日に?」


ユリぼうず 「おにぎりだけだった・・」


水玉 「ずっと前にはケーキとか食べてなかったっけ?」


ジンジン 「食べてた!」


僕 「そうだよ! 僕らも貰って食べたもん」


水玉 「雪だるま式に貧乏になって行くな・・」


ジンジン 「貧乏が膨らむ・・」


アゾ 「や、やっぱり・・ こ、こうきゅうかんじゅめ、いっこだけ あげたらよかったでっしょうかね・・」


ジンジン 「だから・・」


僕 「魔女、いくつになったのかな・・」


水玉 「アトリエで、生徒に聞かれた時、数え切れないほどの数字を言ってたぞ」


ユリぼうず 「言ってたね、ミイラくらいの年だったよ」


ジンジン 「いったいどれほどだよ・・」


僕 「それよかさ、魔女のお父さんとお母さんはずいぶん苦労して育てたんだろうね・・」


水玉 「よほど苦労したと思うよ・・」


アゾ 「そ、そでは そでは きのどく でした・・汗


水玉 「見てたのかよっ!」


僕 「僕たちで魔女のお誕生会をやってあげない?」


水玉 「反対!」


ユリぼうず 「僕も反対!」


僕 「だって僕らはやってもらってるじゃない」


水玉 「ミイラくらいの年だぜ、んなもん飽きちまってるか、感情を害するかのどっちかに決まってるよ」


ジンジン 「下手したら当り散らされてやぶへびになるよ」


ユリぼうず 「《ジョン ブリアン》ってば・・ よくそんな恐ろしい事を言い出せるよね」

僕 「・・・」


水玉 「はい、縁起でもない話はもう止め、止め!!」


Jyon buri&Jinjin 08929  家族①撮影

僕 「ねえ、《ジンジン》、魔女のお誕生会・・」


《ジンジン》 [ 完全無視! ]


僕の提案は

みんなに無視されて終わった