ジョン ブリアン
水玉 「そういえば・・ アトリエの忙しい日に、魔女が生徒たちから 『お誕生日おめでとうございました』 って言われてたぞ」
ジンジン 「アトリエが忙しい日は土曜日っていうんだよ、《水玉》は先生なんだからちゃんと曜日を覚えなよ」
水玉 「忙しいのは土曜日・・ね」
僕 「魔女、土曜日がお誕生日だったの?」
水玉 「そうじゃないっぽかったな・・」
僕 「じゃあ、いつなの?」
水玉 「もうとっくに終わったんじゃないか?」
アゾ 「あ、あじょ、知っておる」
僕 「いつなの?」
アゾ 「こっ、この前」
僕 「それじゃわかんないよ!」
アゾ 「も、も、もっくんのぉ~ ゆっびわが 空からふって来た 日なんだが・・ まっじょはぁ~ こっ、こうきゅう かんじゅめは たべておりまっせんでした」
![Barthday 08925](https://stat.ameba.jp/user_images/94/bb/10097086685_s.jpg?caw=800)
魔女のお誕生日に空から降ってきた《もっくん》の指輪
天使が落っことしたらしいよ
ジンジン 「いくら魔女でも猫の缶詰は食べないだろう」
アゾ 「そりゃそうだよ、あでは あじょたちの ものなんだ!」
ジンジン 「いや、そういう意味じゃなく・・」
僕 「で、なにかごちそうを食べてた?」
水玉 「印象にないな・・」
ユリぼうず 「もっくんが降って来た日なら、魔女はおにぎりを食べてた」
僕 「お誕生日に?」
ユリぼうず 「おにぎりだけだった・・」
水玉 「ずっと前にはケーキとか食べてなかったっけ?」
ジンジン 「食べてた!」
僕 「そうだよ! 僕らも貰って食べたもん」
水玉 「雪だるま式に貧乏になって行くな・・」
ジンジン 「貧乏が膨らむ・・」
アゾ 「や、やっぱり・・ こ、こうきゅうかんじゅめ、いっこだけ あげたらよかったでっしょうかね・・」
ジンジン 「だから・・」
僕 「魔女、いくつになったのかな・・」
水玉 「アトリエで、生徒に聞かれた時、数え切れないほどの数字を言ってたぞ」
ユリぼうず 「言ってたね、ミイラくらいの年だったよ」
ジンジン 「いったいどれほどだよ・・」
僕 「それよかさ、魔女のお父さんとお母さんはずいぶん苦労して育てたんだろうね・・」
水玉 「よほど苦労したと思うよ・・」
アゾ 「そ、そでは そでは きのどく でした・・」
水玉 「見てたのかよっ!」
僕 「僕たちで魔女のお誕生会をやってあげない?」
水玉 「反対!」
ユリぼうず 「僕も反対!」
僕 「だって僕らはやってもらってるじゃない」
水玉 「ミイラくらいの年だぜ、んなもん飽きちまってるか、感情を害するかのどっちかに決まってるよ」
ジンジン 「下手したら当り散らされてやぶへびになるよ」
ユリぼうず 「《ジョン ブリアン》ってば・・ よくそんな恐ろしい事を言い出せるよね」
僕 「・・・」
水玉 「はい、縁起でもない話はもう止め、止め!!」
家族①撮影
僕 「ねえ、《ジンジン》、魔女のお誕生会・・」
《ジンジン》 [ 完全無視! ]
僕の提案は
みんなに無視されて終わった