ジョン ブリアン
昨日の事なんだけど
魔女はお出かけでいなくて
夜まで帰って来なくて・・
これは魔女がいない間の出来事です
家族①が、「暑い!暑い!」と言って
自分に水を掛けるために (シャワーです)
お風呂のドアを開けたんだ
家族① 「・・こ、ここはいったいどこ?」
僕 「・・お風呂部屋でしょ」
家族① 「違う・・」
僕 「なに言ってるの・・」
家族① 「違うくなってる・・」
水玉 「どうしたんだよ」
僕 「どうやら家族①が暑さでおかしくなったみたい」
家族① 「なによっ! じゃあ、これを見てみなよ!!」
僕&水玉 「な、なんだここは・・」
家族① 「いったいどうすればいいのよっ!」
僕 「し、知らないよ・・」
お風呂部屋は・・
トカゲでいっぱいだった
あっちも・・こっちも・・ トカゲがいっぱい・・
水玉 「《アゾ》の仕業だ・・」
家族① 「《アゾ~》!! 《アゾ~》!!」
アゾ 「な、なんだあ うっるしゃいんだなぁ~」
家族① 「ここを何だと思っているの!」
アゾ 「こっこは・・ ト、トッカゲ おきば」
家族① 「誰がんなこと決めたあ~!!」
アゾ 「ト、トッイレはぁ 《ユジぼうじゅ》の ヤッモリ おきば ですからね」
家族① 「ですから?」
アゾ 「《ア、アジョ》は えんりょを い、いたしましたんです」
家族① 「だから、質問の答えはっ!」
アゾ 「し、し、しつもん・・ なんだあ そりゃぁ~」
家族① 「このぉ・・ それでこのトカゲたちは《アゾ》が連れて来たんでしょ!」
アゾ 「な、なに いっとるか あ、あったりまえ だろが!」
家族① 「何で!」
アゾ 「まっ、まじょに おみやげ なんだろう・・?」
家族① 「なんでそこで疑問形になる・・」
アゾ 「ぎっ、ぎぃっ、ぎゃっ・・」
水玉 「ギモンケーだよ・・」
アゾ 「ぎゃももんけー・・?」
家族① 「もういいよ・・ それで、おみやげを何でお風呂場に入れちゃうの!」
アゾ 「そ、そでは まじょが おらんからじゃろが」
家族① 「《アゾ》のせいでシャワーが出来ないじゃん!」
アゾ 「な、なにっ!まっ、まじょは どっこいったあー!!」
僕 「逆ギレた・・」
家族①はびーびー言いながら逃げ回るトカゲを1匹ずつ捕まえては庭に帰した
それでやっと自分に水をかけたみたいで(シャワー!)
頭を濡らして暑い部屋に戻って来た
そしてテレビを観てからトイレに行った
案の定・・
叫び声が家中に響いた
水玉 「・・《ユリぼうず》が呼び出されんぞ」
家族① 「《ユリぼうず》 どこだあ~!」
その頃・・
チンチラ毛の《ユリぼうず》は秋を求めて
ゆらゆらとさ迷っていた
魔女がいないとこうなる
だから魔女がニャパールに行ってしまったら
この家は人間が住む家じゃなくなる・・