ジンジン
今日も魔女は一日中お仕事だ
僕らは夕方までつまらない
それで、やっと魔女のお仕事が終わって・・
魔女と一緒に《水玉先生》も戻って来た
僕 「・・? 《水玉》、頭に・・」
水玉 「僕の頭がどうかした?」
僕 「ハゲが・・出来てる・・」
ジョン ブリアン 「ハゲは《ジンジン》の頭に出来るものでしょ!」
インジゴ 「前に私の頭にも出来たよ、恐怖の袋を見た時」
ジョン ブリアン 「どうしたの?そのエンケー・・何だっけ?」
僕 「円形脱毛症だよ・・」
水玉 「・・やっぱ出来てる?」
魔女 「出来てる・・」
水玉 「・・・」
インジゴ 「何か心当たりがあるんだね」
水玉 「・・」
ジョン ブリアン 「そのエンケーが出来るのって・・」
ジンジン 「まさか・・」
水玉 「・・僕、《水玉先生》やってるじゃん」
僕ら 「うん、うん・・」
水玉 「聞いちゃったんだ・・ 教室で魔女が生徒たちに言っているのを」
僕 「・・嫌な予感がする」
水玉 「またイエティの国に行くって・・ 今度はちょっと長いって・・ そうだよね、魔女」
魔女 「・・」
インジゴ 「そうなの!」
魔女 「うん・・」
ユリぼうず 「魔女っ! いい加減にしてくれよ!」
そう叫ぶと《ユリぼうず》は出窓の縁から飛び降り
ぶりぶり怒って外に出て行ってしまった
僕 「本当だよね・・ また僕ら悲惨じゃん」
水玉 「悲惨なのは僕らだけじゃないよ、家族①も②も、その間はなんも言う事を聞かない半家出軍団をご飯のお茶碗を8つ持って探し回る日々を送らなきゃならないんだぞ」
魔女 「だから・・ お願いだからいい子で待っててよ」
水玉 「毎日魔女がいなくてきちんとした生活が出来るかよ」
ジョン ブリアン 「僕も出来ない・・だってつまんないもん」
水玉 「だろ・・」
僕 「嫌な話を聞いちゃった、憂鬱になった・・」
水玉 「おまえが僕のハゲなんか見つけるからだろ」
アゾ 「あ、あっしたになったら~ 《ジンジン》は 3っつくっらいの ハッゲができてるだろうの、それは ざ、ざんねんでごじゃます! 」
水玉 「何言ってんだ・・こいつ」
ここで《ユリぼうず》が早々に外から帰って来た
さっきとは別猫のように無表情だ
ボンネット 「カアチャン!」
ユリぼうず 「・・」
僕 「魔女・・その間、《ボンネット》はどうなるの?」
魔女 「《ユリぼうず》が面倒を見て差し上げるよね」
ユリぼうず 「・・」
魔女 「《ユリぼうず》、お願い・・」
ユリぼうず 「僕、今心をお庭に置き忘れて来たから・・」
魔女 「・・」
魔女がいない間、僕らは家に寄り付かないで
思いっきり悪い子になる
そして、魔女が帰る頃には、家族①が僕たちのせいで円形脱毛症になるんだ
昨日、魔女が夜にトーキョーから帰って来てから
僕と《水玉》と《伐》のお誕生会をやった
その写真は明日載せるって