ジンジン
今朝の騒ぎはひどかった
早朝だというのに、魔女が・・
ダダダダッと、物凄い勢いでリビングに飛び込んで来た
それが・・ 顔を覆って飛び込んで来たんだ
そのせいで僕ら全員飛び上がったくらいだ
水玉 「いったいどうしたっていうの!」
魔女 「見るなっ!」
僕 「なんで顔を隠してのさ」
魔女 「見るなつってんだあ~!」
それから僕ら全員を廊下に追い出し
一人でなにやらごそごそやっていた
暫くして
魔女 「もう入っていいよ」
水玉 「まったく、何だったてんだよ」
魔女 「・・」
僕 「どうしたのさ!」
魔女 「・・」
ユリぼうず 「何だって聞いているんだっ!」
魔女 「ヒ・・ ヒゲが・・」
水玉 「ヒゲ・・?」
魔女 「ヒゲが・・ 生えて・・ いた」
僕 「誰に・・」
魔女 「魔女に」
僕ら 「・・・」
水玉 「いきなり何言い出してんだよ」
魔女 「ホントだよ! ヒゲが生えてたんだよ!!」
水玉 「また夢でも見たんじゃね~の」
魔女 「夢なの?」
水玉 「知らね~よ!!」
魔女 「この前もヒゲが生えた夢見た覚えが・・ でも今回は確かに」
ユリぼうず 「今回も確かに夢だろっ!!」
水玉 「このところヒゲが生える夢ばっかり見て・・
どこか病んでるんじゃないのか?!」
こんなバカバカしい朝を向かえ
で、以前のように2食生活を送っても大丈夫になったにも関わらず
魔女だけは、1日1食生活がすっかり身につき・・
そんな生活の中
本日、フェットニャスたらいうものをやるといって出かけた
家族①に聞いたら、どうやらそれは運動の一種らしい
張り切って出掛けたものの
ようやく帰って来たと思ったら、変な顔色をして
死にそうなくらいにフラフラになっちゃっている
それはどのくらいかっていうと、《ジョン ブリアン》が心配のあまり泣き出してしまうくらいのフラフラさで
家族② 「ろくにご飯も食べないでバカのように運動するから!」
魔女 「・・・?」
家族② 「言ってる意味も分からないんだ・・」
それで家族②が夜に魔女を回わるご飯(回転寿司)に連れて行った
僕らは帰って来た魔女に聞いた
僕 「魔女、ご飯いっぱい食べて来た?」
魔女 「食べて来たよぉ!」
インジゴ 「何食べたの?」
魔女 「うんとね・・ チョコパフェ、マンゴー、スィートポテト、それに天ぷらうどん!」
家族② 「回転寿司の意味をまったく理解してなかった・・」
魔女ほど何かをしてやり甲斐のない生きものはいない