けんか | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン



夕べ、お化けやしきのお庭であばれにあばれた《涼子》は・・

それっきり帰って来ない


朝、魔女と家族②がビワの実をとるためにお化けやしきに入って行った

ぼくはしゅざいのためにかってに同行した


お庭は・・

あらされてた

《涼子》 によって・・ あらされていた


あんな小さな女のネコがお庭をこんなにしちゃうなんて・・


どんなにあばれたかそうぞうしただけで

ぼくの体の毛はかってにバリバリ逆立った


ほんとうにお化けやしきはなくなっちゃうのかなぁ

ぼくだって、うちのみんなも、《はなくそ》 や 《ぞうきん》 や 《ぽち》たちのノラ猫軍団だって、ぜったいにイヤだよ!

《ベス》 だって、この事を知ったら泣くよ

こわい目つきして泣くな・・



今日、お昼ごろ、ぼくは 《ユリぼうず》 とけんかした

さいしょはいつものようになか良くあそんでいたんだけど

いつの間にか本気のけんかになっちゃって


ぼくらはなか悪くなっちゃって・・

そのあとぼくは自分のおへやに入ってねちゃった

《ユリぼうず》 は、ぼくのおへやから一番遠い場所で寝ちゃった

おへやのあっちがわとこっちがわで、すごくはなれて感じわるく寝た


jyonbri07614

yuri07614


まじょは午前の仕事をおえたら

急ぎのご用事ができて、家ぞく②とお出かけしてしまった


夕方、まじょと家ぞく②がなかわるくなって帰って来た



ぼく 「二人ともどうしたの?」


家族② 「魔女となんかやってられないよ!」


魔女 「どうでもいい事にうるさいのよ!」


家族② 「あれがどうでもいい事だって言うの!?」


インジゴ 「いったい、どうしたって言うの?」


魔女 「どうしても今日中にやらなきゃならない事ができて出掛けた訳よ。それで途中でお腹が減っちゃってラーメン屋さんに入ったの。 それでラーメン待っている間何気に外を見てたら、そのラーメン屋さんの【ノボリ】っていうか、宣伝の布でできた旗が外にあってさ、その旗が風でヒラヒラしてて、魔女から裏返しに見えたのさ。 そしたら書いてある字が面白かったから読んでみたの、そしたら家族②が怒り出した」


ぼく 「書いてあったの読んだらおこったの?」


インジゴ 「それだけで?!」


魔女 「そう、それだけで怒った!」


家族② 「何て読んだと思う?! ふつう怒るよ!」


インジゴ 「何て読んだの?」


魔女 「うんこつラーメン」


家族② 「そんな言い方じゃなかった、 

       最初の3文字を強く読んだ!」


魔女 「裏返しだったからそう読めたもん!」


家族② 「しかも、声大きかったし・・」


魔女 「そんな大きな声なんか出してません~」


家族② 「決して小さかなかった!!」


魔女 「どうだっていいじゃん、そんな事!」


家族② 「良くない!!」


魔女 「細かいんだよ!」


家族② 「細かいとか言う問題じゃないじゃないか!」


ジンジン 「もう、いい加減にしなよ!」


ゆりぼうず 「二人とも 《ジンジン》 に叱られてる、おっかしい~」


ぼく 「二人ともけんかして、おっかし~」



ぼくと 《ユリぼうず》 はキャハキャハわらった


それからぼくたちはかくれんぼをした

《ユリぼうず》 がぼくを見つけると、へんな目つきをしてぼくを笑わせた

ぼくが 《ユリぼうず》 を見つけると、《ユリぼうず》 はぼくにおしりを向けておだんごのしっぽをくるくるまわすから、ぼくはおかしくてたまんなかった


《ユリぼうず》 とけんかして、うんと遠いどうしでねてた時はすごくつまらなかったけど

いつの間にかなかなおりしてて・・

うれしかった