お化け屋敷のお庭で | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン


jyonbri07419


今日は 《りょうこ》 と 《ベス》 とあそぶ日だ

けど、朝トミニャガさんからでんわがやって来て


「《ベス》 が昨日からお腹を壊してしまったようで、下痢が続いて元気が全くなんです。心配なので病院に連れて行きますから今日はパスで・・」


というわけで


おでこに立てじわを作って

《りょうこ》 があれている


ぼくはあたりちらされたくないからお外に出た



バサバサ、ガサゴソ・・


あれ、お化けやしきの方からあやしい音が聞こえるぞ


しゅざいしよう・・


バサバサ、ボタボタ!!


なんだあ?!


お化けやしきのお庭をのぞいたら・・


まじょがウメの木に登って枝をゆすり

ららママが落ちた実をひろっていた


ぼくはくわしくしゅざいするために、庭に入ってかんさつした


二人でああだこうだしてウメの実を取りつくし


こんどは庭のおくまでいどうしてビワの実を取りはじめた

長い長~いはさみまで用意してた


ウメの実も、ビワの実もいっぱいにとって

帰って行った


ぼくはしょうこのてんけんのため残った

        (何の証拠? 何のための点検なのよ!)



夜になって

まじょと 《インジゴ》 がビワの実を食べながら話してた



魔女 「今年のビワは美味しいね!」


インジゴ 「うん!甘いね」


魔女 「去年のは味が薄かったよね」


インジゴ 「うん、なかなか味がしなかった・・ しかも去年はカラスに先を越されたんだよね」


魔女 「そうそう、あれは悔しかったぁ~」


ぼく 「お化けやしきの実をとってもいいの?」


魔女 「だって、毎年毎年梅も、ビワも、木苺も、桑の実も一生懸命に実をつけてくれているんだよ!魔女と 《インジゴ》 が食べな一体誰が食べるのさ、それじゃあまりにも可愛そうだよ!」


ぼく 「そうだね!」


魔女 「けど・・ 実を付けられるのも今年が最後かも知れない・・」


ぼく 「どうして?」


魔女 「何日か前にお化け屋敷が測量されてたもの・・」


ぼく 「そくりょう、ってなあに?」


魔女 「土地の広さを調べるの」


ぼく 「なんのために? お化けやしき、どうかなっちゃうの?」


魔女 「お化け屋敷は壊されて、庭の木はみんな切られてしまうかも知れないね・・」


ぼく 「どうして!!」


魔女 「新しい家が建つんじゃないかな・・」


ぼく 「・・・汗


涼子 「許せないドンッ 

        そんな事許さないから!!」


ぼく 「 《り・・りょうこ》、いつからそこにいたの?!」



その後、まじょ家はあれにあれた


そのさわぎでぼくはすっかりつかれちゃって

眠たくなっちゃったから、続きはまた明日ね