えいが | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン


jhon0743

今日、みんなでえいがをみた


『子ねこものがたり』 っていうえいがだって


ぼくらはいっしょけんめにみた



ジンジン 「あっ、このお母さん猫、僕のお母さんにそっくりだ!」


ユリぼうず 「エダ・・」


水玉 「そう、エダ母さんにそっくり!」


インジゴ 「子猫は 《ジョン ブリアン》 にそっくりだね!」


水玉 「 《ジンジン》 の子供の頃にだって良く似てるよ」


ぼく 「ちょっと待って、ぼく・・あんな顔してるの?」


インジゴ 「顔だけじゃないわよ、毛もそっくりじゃない」


魔女 「そうだよ、《ジョン ブリアン》 とそっくりな茶トラだよ」


ぼく 「ぼく、知らなかった・・ 自分があんなだって知らなかった」


涼子 「じゃあ、自分はどんなだと思ってたの?」


ぼく 「思ってなかった・・」


ジンジン 「てか、《涼子》、何時の間に帰って来たんだ?」


インジゴ 「私は自分の色知ってるよ、《伐》 と同じだもん」


涼子 「私だって、ほぼ 《水玉》 と似てる」


ジンジン 「僕も自分が 《ジョン ブリアン》 と同じだって知ってるよ」


ぼく 「なんも知らなかった・・」


ユリぼうず 「それでだ・・」


インジゴ 「なにが?」


ユリぼうず 「よく、みんな2人ずつになってる・・ 同じ色どうしで・・」


ジンジン 「そういえば、そうだね・・ いつの間にかね」


ユリぼうず 「ぼく、 たいがい ひとり・・」


みんな 「・・・」


インジゴ 「・・ わざとじゃないよ」


ユリぼうず 「でも、ぼくはひとりぼっち」


みんな 「・・・」


インジゴ 「・・映画の中には黒い猫、いないね」



《インジゴ》 がわけの分からない言いわけをし出して


とにかく気まずくなったから

みんな、なにげにえいがにしゅうちゅうすることにした


えいがの中は森や野原がいっぱいだった

ぼくははじめて川を見てぶっくりした

海を見た時はこわかった

でも、木や花もいっぱいでどっこまでも広くて楽しそうなところだった



水玉 「道がないね・・」


ジンジン 「車もいないね・・」


ぼく 「いいことだね・・」


魔女 「みんなをこんな所で暮らさせてあげたいな・・」



そうやってえいがは終わった


ぼくにはじぶんがどんな猫かわかった日だった