ジョン ブリアン
今日はまじょは一日中しごとだった
え~っと・・
まじょ、おつかれさま
ばんご飯のあと、おにわに出たら
《ユリぼうず》 が何かをさがしていた
ぼく 「 《ユリぼうず》、何さがしてるの?」
ユリぼうず 「 《もりやさん》 ・・
まじょ、よろこぶと思って・・」
ぼく 「よろこぶよぉ」
ユリぼうず 「だよね!」
ぼく 「いつもの声でよんでみたら?」
ユリぼうず 「みゅ~ みゅ~ みゅ~
も~りぃ~やぁさ~ん!」
ぼく 「来たよ! そっち・・」
ユリぼうず 「もぉりやさ~ん!!」
《もりやさん》 は自分から 《ユリぼうず》 のお口にだかさった
そして、そのままお家の中に運ばれた
(運ぶ、っていう字をおぼえたよ)
ユリぼうず 「魔女~、魔女~! 《もりやさん》 ですよぉー」
魔女 「はい、いらっしゃい!」
《ユリぼうず》 がいつものように まじょの手のひらに 《もりやさん》 をそっと乗っける
すると 《もりやさん》 はそこで少しあそんでから
このごろは、まじょのむねにとびうつるようになった
そして手と体の間のせまいところ (脇の下あたり) に入りこんで
しっぽをクルクルっと丸めてねむっちゃうんだ
すごい長い時間をねむるから
その間まじょは何にもできない
「手がつかれたよお~」 ってまじょが言う
《もりやさん》 は・・
すっかりまじょコンになっていましたぁ~!