兄弟喧嘩 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください



今朝、《水玉》 と喧嘩した


いつも俺が寝ている椅子に 《水玉》 が寝てたから

「どいてよ」 と言ったら無視された

ムカついたから椅子の背もたれの間から 《水玉》 背中をしつこくつっついてやった

そしたら 《水玉》 が怒って、俺らは殴り合いになった


その後、俺はなんかムカついいて、通りかかった 《ジンジン》 をいきなりぶってやった

すると物凄い勢いで反撃され、俺はギャオギャオ鳴きながらそこらじゅうを逃げ回った

《ジンジン》 はこのところアレルギー性結膜炎になって

目をショボショボさせてじいさまみたいに弱々しく見えたから


俺は 《ジンジン》 をあなどっていた・・



俺  「おまえら、大っ嫌いだ!」


水玉 「結構だよ!」


俺  「なんだよ、バカ! 《ジンジン》 だって、なんだよ! じぃ様みたいな目をして、おっかしいー!」


ジンジン 「喧嘩弱いくせして、なに当り散らしてるんだよ!」


俺  「ムカつくんだよ!」


涼子 「 《伐》 って無駄に図体ばっかりでっかいのよ」


俺  「おまえ、カンケーねえだろうよ! 何しゃしゃってんだよ!」


涼子 「なによ、その言い方!」


インジゴ 「もう、やめなよ・・」


俺  「うるせーんだよ! おまえらの顔なんて見たくないや、バーカ!」



俺は走って外に出た

なんだよ、みんなして・・

バーカ、バーカ・・


なんで喧嘩になったんだか、もう何も思い出せないけど、

ひたすらムカつく


庭にいたら、誰かが出て来た時会いたくないと思ったから

俺は家のはじっこの溝に沿って家を背中にして歩き出した


今日はもう帰りたくない! って思いながら・・・


ずーっと歩いて行って、突き当たりになって

どっちに行こうかな、って考えていたら・・

突然!



はなくそ 「おい! おまえ、ここで何やってんだよ!」


俺  (ヤバイ・・)


はなくそ 「ここで何やってんのか、って聞いてるんだよ!」


俺  「べ、べつに・・」


はなくそ 「ここは、俺の縄張りだろうが」


俺  「・・・」


はなくそ 「聞いてんのかよぉ!!」


俺  「・・・・」


はなくそ 「どうやら痛い目に合いたいみたいだな」


俺  「俺、喧嘩・・ する気ないから・・」


はなくそ  「俺はある」


俺  「俺、帰るから・・」


はなくそ 「背中向けたらどうなるか分かってんだろうな!」


俺  「なんだよ、うるさいなあ!」


はなくそ 「やんのかぁぁぁぁあああ!」


俺  「やってやるよぉぉぉぉぉお~!」


2匹 「ギャウオー ワギャアー 

         ギャーギャー!!!」


俺  (ヤバイ、俺・・負けてる・・ 

       み、耳が痛い、痛ーいぃぃ!!)


2匹 「ワギャー! 

        ワギャ~オォォォ!! 」


俺  (ダメだ・・ はなくそ強い・・ 俺、もう・・ダメだ・・)


はなくそ 「ギャオッ!!」


俺  (えっ なに? なに?)


はなくそ 「フュヒャ~~~・・・」

俺  ( えっ・・ 《水玉》 ・・ 《ジンジン》 ・・ 《ユリぼうず》

《ジョン ブリアン》も・・)


玉 「 《伐》 、大丈夫か?」


ジンジン 「けがはない?」


ユリぼうず 「耳から血が出てる・・」


俺  「平気さ・・ それより、みんな来てくれたの?」


水玉 「遠くから 《伐》と《はなくそ》の喧嘩声が聞こえてきたから、みんでいっせいに家を飛び出して来た」


ジンジン 「 《ユリぼうず》 が真っ先に走ったね」


俺  「チビの 《ジョン ブリアン》 まで来たのか?」


ジョン ブリアン 「うん、ぼくも来た」


水玉 「さあ、もう帰ろう」


俺  「・・・みんな先に帰っていいよ」


ユリぼうず 「一緒に帰るんだよ」


ジョン ブリアン 「一緒だよ」


俺  「んじゃ・・ ま、帰るか・・な」



なんでみんなと喧嘩したんだっけ・・

帰り道、一生懸命に考えたけど

やっぱ何も思い出せなかった


猫用ベッドが2つしかなくて、寝る時早い者勝ちだったりしても 

1個のおやつをみんなで分けなきゃなんなくて一人分が小さくなっても

魔女に名前を間違えられても

時々喧嘩をしても


やっぱお母さんは違っていても兄弟っていいな、って思った日



dinner 2