涼子
![ryouko](https://stat.ameba.jp/user_images/b5/83/10007537589_s.jpg?caw=800)
今日は春だった
それでみんなで魔女に 「散歩に行きたい!」 と言った
けど、魔女は 「お昼から約束があるし、今日は日曜だから散歩はお休みでしょ」
と言って、出かけてしまった
伐 「こ~んな暖かくて天気のいい日に留守番かよ~!」
ジンジン 「窓から外を眺めてるだけじゃ、ちっとも面白くないね」
水玉 「外に出たいの? ならドアを開けてあげようか? それで洗面所
から外に行ったらいいよ」
ジンジン 「お願いしようかな!」
水玉 「お安い御用!」
インジゴ 「私はお部屋で日向ぼっこするわ。 でもなにかシーンとして
て淋しいわね・・」
ユリぼうず 「大丈夫だよ、僕、これからアニャマル プラニャト観るから
テレビつける」
インジゴ 「じゃぁ、お願い」
ジョン ブリアン 「だれもいないからテーブルにのっちゃおう! ん・・?
おら、このきかいのやり方知ってる。まじょがいつも同
じところをおしている・・ このボタン・・ おすとおんがく
がやって来るんだよね~ あら・・だめじゃん」
私 「何やってんの?」
ジョン ブリアン 「ここんとこをおすとさぁ・・ おんがくがやってくると思っ
たんだけど・・」
私 「魔女は確かにそのへんを押してるよねぇ」
ジョン ブリアンと私 「カチャカチャ、カッチャカッチャ、
ガッチャガチッヤ!!」
機械 「・・・ブチャカ、ズンチャカ、
ラッパア~、ラッパア~」
水玉 「何やってんだよ! うるさいじゃないか!!」
ジョン ブリアンと私 「ワ~ン!元に戻せなくなっちゃったあ~!」
ユリぼうず 「テレビが聞こえない~!!」
伐 「何とかしろよ!!」
ジョン ブリアンと私 「できないよ~」
伐 「こんな部屋いらんねえよ! 俺外に出るからな!」
水玉 「僕も出るよ」
伐 「ん?俺洗濯機のポッチ踏んじゃった?まあ、いいか・・」
(猫用出口はいったん洗濯機に飛び乗ってから、窓から出るのだ。 《伐》 はここで洗濯機の電源をオンにした)
水玉 「そろそろご飯の時間も近いし、帰らないか?」
ジンジン 「そうだね・・ しかしラッパ~、ラッパ~が外まで響いてるよ
なんだか部屋に入りたくないなぁ」
伐 「もうすぐご飯なら俺も入んなきゃ。 トンッ
・・あれ? 俺、またポッチ押しちゃった・・」
洗濯機 「ジャ~ジャ~ ブ~~ン、ブ~ン、ゴォ~ン」
伐 「あれ~!! 勝手に洗濯始めちゃったよ!」
魔女 「ただいまあ~・・ な、なんだこの大音響は!
えっ、何で洗濯機が回ってるんだ!テレビまでついて・・」
みんな 「・・・」
魔女 「な、なあ~にをやってたんだ!! おまえたちはぁー!!」
インジゴ 「魔女、じゅうたん、暖かくしておいた」
魔女 「その上・・ホット カーペットまで入れちゃってんのぉ~!!」
え~・・嘘のようだけどこれは本当の話です
CDラジカセからの大音響に付いては、天窓と出窓を開け放して出かけたせいで近所中に迷惑をお掛けし、ついでに魔女の音楽の趣味までバレてしまい・・笑われました
猫は人間が思っているより利口です
やることなすこと・・見られています
特に集団になると何をしでかすか分かったものじゃありません
コンセントはすべて抜いてから出かけましょう・・
という教訓でした ハア・・
魔女