魔女が帰って来ない・・ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジンジン


jinjin061123

ひとつ寝た前の日

ご飯の時間になっても魔女がいない・・



僕  「魔女はどこ? ご飯の時間になってもいないなんて事ないよね」


水玉 「遅い朝に出かけたじゃん」


ジョン ブリアン 「なんで、まだ帰って来ないの?」


水玉 「出かける時、『一回寝たら帰って来るからね』って言ってったよ」


伐  「そうなのか!俺、聞いてなかったぞ」


インジゴ 「みんな、外にで遊んでたからだよ」


ユリぼうず 「・・・みゅ~みゅ~・・」


伐  「 《ユリぼうず》 泣くな、おまえこの頃激しく魔女コンになっちまってるよな」


涼子 「私たちの晩ご飯はどうなるの?」


家族① 「私があげるわよ」


ユリぼうず 「魔女は?」


家族② 「だから魔女は今夜はいないの、さっき 《水玉》 がそう言ったでしょ」



晩ご飯の後・・

僕はお庭に出た

玄関の前に 《ユリぼうず》 がひとりで座っていた



僕  「《ユリぼうず》が魔女との散歩以外で外に出るなんて珍しいね」


ユリぼうず 「・・・」


僕  「あれっ、《伐》 も来たの?」


伐  「何だよ、《ユリぼうず》 が散歩以外で外に出るなんて珍しいな」


ユリぼうず 「・・」


ジョン ブリアン 「ぼくも来た!」


伐  「なんだ・・ 《涼子》 も 《インジゴ》 も来たのか」


僕  「 《インジゴ》 も夜外に出るなんて事ないよね」


インジゴ 「だって・・」


水玉  「何だよ、みんなそろって・・こんな所でなにしてるの?」


涼子 「別に・・」


伐  「 《ジョン ブリアン》、そんな所に登って何やってんだ?」


ジョン ブリアン 「まじょ、まだかな・・ って見てるの」


水玉 「だから魔女は一回寝ないと帰って来ないって!」


ジョン ブリアン 「さっき一回ねたよ!」


水玉 「あぁ~ もう・・ その一回と違うの!」


ジョン ブリアン 「じゃあ、どの一回?」


家族① 「《伐》ー、《ジンジン》、《水玉》、《インジゴ》、《ユリぼうず》、《涼子》、《ジョンブリ》ー! ああ、面倒くさっ!」


伐  「二階の窓から首出して家族①が俺らを呼んでるぞ、しかも《ジョン ブリアン》、おまえの名前省略されてるぞ」


家族① 「みんなー、もう遅いから帰っておいで~」


水玉 「みんな帰んないの?・・」


家族① 「みんな無視なんだねっ、もう知らないから!!」


僕  「・・・ 寒いから、みんなでくっついていようか」


伐  「そうだな・・ 《インジゴ》 が寒そうだしな」


ジョン ブリアン 「ぼく、《涼子》 のそばはいやだ・・」


涼子 「こっちだってお断りよ!」


伐  「じゃあ、おまえらは俺のこっちとこっちに別れろ」


水玉 「さあ、もう遅いから寝よう」


ユリぼうず 「眠れない・・」


水玉 「一回寝たら魔女が帰って来るから」


ユリぼうず 「じゃぁ・・寝なかったら魔女は帰って来ないの? どうしても眠れなくてずっと寝なかったら魔女はず~っと帰って来ないんだ・・ ・・・みゅ~・・みゅ~・・」


伐  「それは何か?1匹でも寝ない奴がいるとどうなるんだ?!

そいつのせいで魔女は帰って来ないということなのか!」


涼子 「そりゃあ、そうなんじゃないの?」


伐  「な~ぁにぃ~! 《ユリぼうず》 寝ろ!おまえのせいで魔女が帰って来なかったらどうするんだよ!!!


ユリぼうず 「みゅ~!みゅ~!!

          みゅ~!!!」