数あるブログから見つけて下さってありがとうございます。
毎度、愛知県岡崎市のお香屋・筆もじ屋『真仁堂~majindo~』店主の田中仁美です。
手軽に日常使いができることでも注目されてきている【塗香(ずこう)】
私も出かける際の香水代わりや、外出時のマスクの浄化(におい消し)として付けたり日々愛用しております。
もともとの起源はインドで、香木から香料を取り、体に付けて体臭などを消すのに使ったといわれています。(諸説あり)
ここから発展し、身体を清める、邪気を寄せ付けないという意味で仏教に取り入れられたとされています。
多くは、僧侶さんが修行に入る前や法要を行う前に使われていることが多いです。
使い方は宗派により違いがありますが、一般的に
先ず指ひとつまみの少量の塗香を左手に乗せ、右手の人差し指と中指に少しつけ、口に含む。(口に入れるのが気になる方は、少量を唇にちょんとつけるでもだい大丈夫です)
そのまま残りの香を両手で数度磨り合わせ、その後、その両手で胸(実際は衣の上)に当て塗ります。
これで身・口・意の※三業を清めるとされます。
後、発祥の地とされるインドは、熱帯国であるため、しばしば生活面において色々悪臭を発するとか。
そこで、塗香はこの悪臭を取り去り、清涼な空間を醸し出す働きをすることから、塗香には清らかでけがれのないなる徳があるともいわれ、人間の煩悩の苦を除いて清らかにすることに通じ、戒を保つということにもなるので持戒行と同じともされているそうです。
日本では主に密教系(真言宗や天台宗)で多く用いられ、一般では写経の前に使用することがあります。
かの有名な『高野山』の宿坊に泊まった事のある方。
朝のお勤めに参加する際、入り口にて手のひらに謎の粉を乗せられていませんでしたか。
あれが“塗香”なのです。
三業(さんごう)
業は一般に、身・口(もしくは語)・意の三業に分けられます。
- 身業
身体に関わる行為。身体的行為。身業とは、その行為・動作をする瞬間瞬間に身体が示す形状であるとする。たとえば、人を打つという行為は、映画のフィルムの1こま1こまの画面の変化のように、こぶしを振り上げてそれを相手の頭上に振り下ろすという過程の瞬間瞬間に、身体の形状が少しずつ変化していくことによって完遂される。その各瞬間の身体の形状、すなわち色法(眼識の対象)こそが身業であるとする。なお、十悪業は身・口・意の三業に分類され、身の三業は殺生(せっしょう)・偸盗(盗み)・邪淫(不倫、道に外れた性行為)となる。
- 口業
言語に関わる行為。言語表現。語業ともいう。説一切有部においては、一瞬一瞬に発音される声音の積み重なりが言語をなすのだから、声法(耳識の対象)こそが口業であるとする。なお、十悪業が分類される口の四業は妄語(嘘をつく)・両舌(二枚舌を使う)・悪口(悪口を言う)・綺語(無益なおしゃべり)となる。
- 意業
- 意志に関わる行為。心意作用。十悪業が分類される意の三業は貪欲(貪り)・瞋恚(怒り)・愚痴(愚かさ)となる。
身を清める意もありますが、お香の幽香でほっとしたり、穏やかな気持ちになったり、時にはスッキリとしたり。
その時々の自身の状態で上手く使っていただけたらと思います。
~手作りだからこそできる、世界に一つしかない香がここにあります~
どうぞよしなに
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様よき一日を✨
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