沈香の分類方『六国五味』 @真仁堂(まじんどう) | お香屋・筆もじ屋の真仁堂(まじんどう)店主田中仁美の徒然~愛知県岡崎市より気ままに発信中~

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愛知県岡崎市からお香と筆文字屋の店主が日本のこと、香りのこと着物のこと等々、日々の暮らしの中での楽しいを大切に、気の赴くまま徒然に綴っています。岡崎市/西尾市/刈谷市等西三河や東三河/名古屋市など尾張エリア
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数あるブログから見つけて下さってありがとうございます。

毎度、お香屋・筆もじ屋の『真仁堂~majindo~』店主の仁美です。

 

 西の乳香、東の沈香

 

と言われる位に古来日本でも沈香はダントツ人気でした。

 

 

平安時代には「練香」というお香が主流で、様々な香料を自分好みで調合し、自分を表す「オリジナル」の香りを作り出す事は、貴族間では当り前な”教養”であり”嗜み”となっています。

 

三条家など、宮中でのお香の官職まであったそうです。
(古典調合には必ず沈香入ってます…故に再現するのが泣ける位に入ってます!💴笑い泣き)

しかし室町時代になりますと「武士文化」が台頭し、さらに「禅宗文化」が広まった事によって、濃艶で華やかなイメージとした「練香」ではなく、素朴で尚且つ清廉という精神性が尊重される事によって、「香木」そのものを重視する様になり、さらに香木の香りをより繊細に鑑賞出来る「聞香」が確立。

 

室町時代、その三大芸事の一つでもある聞香が盛んになるにつれて、それぞれに異なる香りを有する香木に、繊細な識別が求められるようになりました。

香りの分類法として体系づけられたのがこの〈六国五味(りっこくごみ)〉です。


この「六国五味」という分類法は現代でも香道の基礎となっており、使い続けられています。

 
 

 


 

香木を産出地名などから、伽羅(きゃら)・羅国(らこく)・真南蛮(まなんばん)・真那伽(まなか)・佐曽羅(さそら)・寸門陀羅(すまとら)の六つに分類。

(ただし伽羅だけが産地・国の名前でありません)

 

さらにその香りを酸(すっぱい)・苦(にがい)・甘(あまい)・辛(からい)・鹹(塩辛い)の五つの味で表現しました。

 
それぞれの香りの違いにうっとり癒されます。

 

 

六国五味…

 

幽玄な遊びです

 

ご興味ありましたらぜひ照れ

 

 

 

 

 

 

 

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㏋出来ました~下差し

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今後ともご贔屓に照れ

 

 

下差し愛知県岡崎市より発信中

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