ゆるい読書感想なブログ

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15May
- 木洩れ日に泳ぐ魚
  木洩れ日に泳ぐ魚恩田陸ある同棲してた男女が、別れ際の最後の夜を描いたお話です。この男女がただのカップルで、男が不倫して別れることになったとと思っていたら...二転三転かなり好きな本でした。
- 祈りの幕が下りる時
  祈りの幕が下りるとき東野圭吾加賀シリーズですね。ある劇作家の女が異聞曽根崎心中の公演中に友人が訪ねてきて、その友人が何者かに殺害されて。。と言った導入です。加賀刑事がその何者かを突き止めていきますが、やはり東野圭吾さん、詰め方が上手いと感じました。
- ユージニア
  ユージニア恩田陸なんともいえない気持ち悪さが売りだそうです。ある事件の犯人と特定の人に疑われている女がいて、それが真か偽かというのを確認していく物語でした。様々な視点でこれが描かれ、面白かったです。人物のかきわけがすごい
17Mar
- 2019.02,03～カラマーゾフの兄弟
  カラマーゾフの兄弟ドフトエフスキー上巻だけ改定が古いですが、翻訳者は同じです。ただ、少し読みにくいです。内容は、長男ドミトリー・カラマーゾフが父親殺しをしたか否かと、その裁判です。
07Jan
- 2018.12.03～カイゼン・ジャーニー
  2018.12.03～カイゼン・ジャーニー～Can we change the world?～市谷聡啓、新井剛システムエンジニアの現場を変えていく物語です。有名な#カンバンや#モブプログラミング、#バリューストリームマッピング、#ユーザストーリーマッピング、#仮説キャンバス、#ハンガーフライト、#リーダーズインテグレーション、#ファイブフィンガー（表紙より）などのプラクティスを使い、物語を進めていきます。物語や登場人物が面白く、システムエンジニアでなくとも楽しめる本であり、また、プラクティスの説明が分かり易いです。
30Dec
- 2018.12.28～マスカレード・ナイト
  2018.12.28～マスカレード・ナイト東野圭吾現在、銀幕でやっているマスカレード・ホテルの３部作目です。主演はキムタク×長澤まさみということでどちらも個人的に演技派だと思ってるので、見てみたいです。内容は刑事×ホテル受付・コンシェルジュ（女性）のコンビがホテルで起る事件に対応していくシリーズです。お客もホテル従業員も、普段はいない刑事までもがマスカレード（仮面）を被って、ホテルを利用しています。常に、緊張感があり、ドキドキハラハラしながら読めました。ただ、1部目と2部目の話をあまり覚えていませんが、かなり面白かったと思います。今作は文庫版がでるまで・・・と思って我慢していたんですが、表紙もキレイなことからつい購入してしまいました。(´▽｀)
28Dec
- 2018.12.17～球形の季節
  2018.12.17～球形の季節恩田陸ある村の高校生達が主役のお話です。ある日、平和な村にある噂が流れ始めます,”ある人がXX月XX日にひどい目に会う”地歴研究会のメンバーはこの噂の出どころを調べ始めます。結果、調べがつかずその日がやってきてしまいます。そして、そのとき、実際に・・・実際にひどい目にあってしまったその子は、数日後・・・雨だれ・・・この村の気持ち悪さがにじみ出ていて、月の裏側に似てるなと思いました。最後は少しスッキリ？で終わります。
23Dec
- 2018.12.10～朝日のようにさわやかに
  2018.12.10～朝日のようにさわやかに恩田陸短編集です。水晶の夜、翡翠の朝・・・腹黒いご案内あなたと夜と音楽と冷凍みかん・・・星新一さんを思い出すような話赤い毬深夜の食欲いいわけ一千一秒殺人事件おはなしのつづき邂逅について淋しいお城・・・みどりおとこ楽園を追われて卒業朝日のようにさわやかに恩田陸さんは、短編より長編の方が好きかなぁと思いました。
26Nov
- 2018.11.19～九マイルは遠すぎる
  2018.11.19～九マイルは遠すぎるハリイ・ケメルマン安楽椅子探偵ニッキィの短編集です。タイトルに惹かれました。どこかの作品で紹介されていたのかも。内容は以下の通り序文九マイルは遠すぎるわらの男10時の学者エンド・プレイ時計を二つ持つ男おしゃべり湯沸かしありふれた事件梯子の上の男どの話も大学教授のニッキィと群検事の私が、ある事柄、事件について考察を重ねていき、最後には解決して、少しユーモアのある一言で終わる・・・といった内容でした。最初のつかみに失敗して、よく理解できずに最初の話は読んでいきましたが後から、掴めるようになり、楽しめたと思います。
10Nov
- 2018.09.17～チョコレートコスモス
  2018.09.17～チョコレートコスモス恩田陸白夜行ぶりの大きな感動を受けました。物語内の人物の感動描写が上手すぎて、それがそのまま伝わってくるような感じです。物語は、演劇が主題で、有名女優と、無名の少女がであうまでのものです。有名女優はいわゆるサラブレッドで、今の女優業を続けていいのか？悩んでいます。やりたいとかの前に出来てしまう。それでいいのか。と。無名の少女は、映画、劇にのめり込んでいる毎日の中、演劇をやってみようと思い、サークルを探します。そこで、運命の歯車？に乗るような出会いをします。すごく、オススメです。
28Oct
- 2018.09.17～陽気なギャングは三つ数えろ
  2018.09.17～陽気なギャングは三つ数えろ伊坂幸太郎9年ぶりのギャングシリーズで、3作目です。正直、ギャングメンバー面子すらあまり覚えていませんでした。が、銀行強盗を行う上でその能力・特徴をみんな活かしていたので、不都合はなかったです。勧善懲悪・・・ものと言いたいところですが、主人公もギャングなので勧悪懲悪になるのでしょうか・・・(笑)伊坂幸太郎さん好きには（ススメるまでもありませんが、）オススメです。
22Oct
- 2018.09.10～また、同じ夢を見ていた
  2018.09.10～また、同じ夢を見ていた住野よる君の膵臓を食べたいのアニメ版映画を見て、他の作品も読んだり見たりしてみようと思い、これを手に取りました。主人公は小学生（低学年）の女の子です。なまじ、頭がいいせいで、周りを見下して学校生活を過ごしています。なので、学校に友達と呼べる人は1人、2人いるかいないかというところです。そんな主人公には、学校外に友達がいます。それは、尻尾のちぎれた彼女（黒猫）であったり、高校生の南さんだったり、アパートに住むアバズレさんだったり高台の家に住んでいるおばあちゃんだったりします。そんな主人公はある日、先生から宿題を出されました。”幸せとはなにか”です。この宿題を解いていく物語です。主人公の強さ、周りの人の優しさが染みます。オススメです。
14Oct
- 2018.09.03 ビブリア古書堂の事件手帖～扉子と不思議な客人たち～
  2018.09.03 ビブリア古書堂の事件手帖～扉子と不思議な客人たち～ついに続編です。映画も来月頭にやりますし、楽しみですね。さて、最後の巻から7,8年後になります。最後の巻から大輔と栞子さんが結婚し、その翌年に扉子ちゃんが生まれています。扉子ちゃんはやはり、見た目も中身も栞子さんに似ています。その扉子ちゃんに昔の本にまつわるエピソードを4冊ほど話す展開になります。最初はスピンオフを読まされているような感覚になりましたが、次第に薄れ、最後は、なるほど！といった感動で終わりました。シリーズものとしてよくまとまっているなーと思いました。エピソードの中に王様の背中という童話がでてきますが、その本は何を伝えたかったのか、実際に見てみたいと思いました。
- 2018.08.27 天国でまた会おう（下）
  2018.08.27 天国でまた会おう（下）ピエールルメートルアルベール：エドゥワール、天国でまた会おうってなると思っていました。読み終わるまで。ピエールルメートルさんにしては気持ち悪さ（誉め言葉）が足りなかったなと思いました。その女アレックスと同じか、超えるような作品に期待します。
30Sep
- 2018.08.20～天国でまた会おう（上）
  2018.08.20～天国でまた会おう（上）ピエール・ル・メートル　平岡敦訳タイトルから最後が不吉な予感しかしないですね。兵士・エドゥワールとアルベールのお話です。フランスとソ連軍の戦争の中で、2人の兵士は出会い、怪我をし、終戦の後、一緒に過ごします。2人は退廃的な生活の中、住処を転々し、エドゥワールの怪我を見てもひるまない少女と出会います。怪我のせいで塞いでいたエドゥワールの心は回復し・・・といったところで終わります。下巻でエドゥワール・アルベールがどうなるのか楽しみです。
- 2018.08.13～女生徒
  2018.08.13～女生徒太宰治短編集です。話は詰まっていて、以下です。灯籠　※別の短編集で読んだ女生徒葉桜と魔笛皮膚と心　※別の短編集で読んだ誰も知らぬきりぎりす　※別の短編集で読んだ千代女　※別の短編集で読んだ恥待つ十二月八日雪の夜の話貨幣おさん饗応夫人間が空いて内容を忘れてしまいました・・・なので、メインの女生徒のみ中学生？の女の子の日常のいいところ、イヤなところ（イヤなところの方が多い）を、語ります。まるで本物の女子生徒です。青年～中年のおじさん(笑)が書いているとは思えません。なぜ、太宰治は女の人の気持ちが分かるんでしょう。幸福は一夜おくれて来る　という言葉がしっくりきました。
08Sep
- 2018.08.06～ジェノサイド（下）
  2018.08.06～ジェノサイド（下）高野和明面白かった！これは実写映画化してほしい作品です。※色々なところから圧力がかかったりして、内容削られそうですが。やはり、薬学の専門用語が多いのにイヤにならない。不思議です。薬学部の学生がついに！！傭兵がついに！！！って感じですね。最後までドキドキハラハラでした。
02Sep
- 2018.07.30～ジェノサイド（上）
  2018.07.30～ジェノサイド（上）高野和明風来のシレンのジェノサイドの巻物、ねだやしの巻物を思い出しますね。薬学部の大学生と海外の傭兵の2人の視点から物語は進んでいきます。薬学部の大学生の方は父が急死し、葬儀等を済ませた後、その父からメールが届きます。その内容は、"私が長い間戻らない場合は、アイスキャンディで濡らした本を開け”です。その本を開くと、ある指示が書かれてあり、そこから謎に巻き込まれていきます。一方で傭兵の方は次のクライアントに話を聞きに行きますが、契約書にサインしないと内容は明かせないといった怖いものでした。結局は病気の子供の治療費の為にサインしますが、その仕事内容は、ある民族のバンド（40人ほどの集団）をジェノサイド（抹殺）しろといった内容でした。仕事かつ、サインしてしまったので、不承不承、現地で仕事にかかりますが・・・科学、化学、数学の専門用語がバシバシでてきて、分からないのですが、嫌な気分になりませんでした。むしろ男の中二心をくすぐるというか・・・あと、薬学部の大学生2人のあるやり取りですが、Q.”最悪の場合は？”A.”警察に捕まったり、危険な目にあったりする”Q.”最良の場合は？”A.”全世界で、十万人の子供の命を救える”A.”いこう”のくだりが好きでした。下巻も楽しみです。
26Aug
- 2018.07.23～桜桃
  2018.07.23～桜桃太宰治おうとう・・・きももの方が思い浮かびました。(笑)短編集で以下が収録されています。ヴィヨンの妻秋風記皮膚と心　※前読んだきりぎりすにも収録されていました桜桃さらに又吉さんの感想、エッセイが巻末に載っています。お話の内容を簡単に紹介すると、・ヴィヨンの妻ある晩、急に飲み屋を経営している夫婦が家に押し掛けてきます。どうやら旦那さんが泥棒をしたとかなんとか、、話をもっと聞いていくと、旦那のろくでなしぐあいが露わになっていくのですがそれを聞いて奥さんは・・・・秋風記秋に太宰と女友達？らしきKという人と旅行に行きます。女性と旅行ということで、自殺が脳裏に浮かびますね。・桜桃涙の谷、子供よりも親が大事だと思いたい、桜桃。のキーワードが繰り返しでてきます。思いたい・・・というところが重要なのかなと思います。
18Aug
- 2018.07.16～死のドレスを花婿に
  2018.07.16～死のドレスを花婿にピエールルメートルその女アレックスのピエールルメートルさんです。4部構成で最初は”ソフィー”から始まります。ホラーによくでそうな名前ですね。ソフィーは記憶障害がある人物として描かれています。その記憶障害の内容は、よくある、ものをどこにしまったか分からず、プレゼントのサプライズが上手くいかない、お金を払ったと思いこみ、万引きをしてしまう、さらに、記憶障害とは違いますが、夜あまり眠れない、起きると泣いている・・・といった障害です。ある日、この障害がエスカレートしていき、ついに殺人事件を起こしてしまいます。自分には全く殺害した記憶はないのに、密室で自分の靴紐で首が絞められた死体があります。ただの狂人であれば、捕まって精神病棟に入れられ、話が終わってしまいますが、そうではありません。きちんと背景があり、それが2部以降で語られていきます。アレックス同様、この話は一筋縄ではいきませんでした。一部完の時点では全く、先が読めませんでした。本を読んで、予想を裏切られたい人にオススメです。

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