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世田谷・田園調布
美しさを紡ぐオートクチュールのアトリエ
だりあ洋装店、クチュリエールの小沢美紀です
クチュリエールへの道 アイテム別基礎講座 スカート編
3月開催 募集が始まりました。
押してもダメなら引いてみる ②
道具を使いこなす
そして、道具の使い方について。
裁ちばさみでもロータリーカッターでも
道具を進行方向に押してカットしていますよね。
意識していないと思いますが
カットする方向に力をかけていると思います。
ところが、この力の入れ方だと、はさみやロータリーカッターに押されて
生地が動いてしまうことが多いです。
さきほどの生地溜まりのように。
裁断のお道具を使う時、裁ちばさみやロータリーカッターを
進む方向に押していると思います。
きれいに切りたいと思えば思うほど、気持ちは急いて
力が入ってしまうかもしれません。
でも、力が加われば加わるほど、生地ははさみやカッターに押されて
一緒に動いてしまうんですね。
切っていると、刃の先にぷっくりと山ができていませんか？
この山がズレる原因。
直線でも、生地が溜まるようなら、道具を押す力が強すぎるのかも。。。
こんな時、先人はいいことを教えてくれてるんです。
「押してもだめなら引いてみる」
なので、ロータリーカッターは前に押さない。
最初の段落でお手入れしましょうとお話ししましたが、
切れる刃ならグッと力を入れなくても、生地は切れていきます。
前に押すというより、カッターマットをなぞるような感じがよさそうです。
余分な力を入れないで、こまめに刃を変えましょう。
裁ちばさみは、
刃を開いて、閉じてカットするタイミングでは
少し後ろに引く気持ちで。
はさみを進めるというよりは、はさみの刃を下に落とす感じです。
いままでの習慣もあるかと思うので
ここはコツをつかむまで何度もトライしてみてください。
やりなれていないので、難しいかもしれませんが
できるようになると裁ちばさみのシュッという音が病みつきになります。
美しい服つくりは
しゅっとした美しい裁断からはじまります。
本日もお読みくださり
ありがとうございました
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