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世田谷・田園調布
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学校の洋裁 ⇒ 既製服メソッド ⇒ クチュール仕立て を経て思うこと
縫いずれのメカニズム
今日のレッスンで話題になった縫いずれの話。
ミシン動作を知るという基本的なところです。
もう一度アップしますね。
よろしければ、初めての方も
もう読んだよ。という方もご覧くださいね。
昨日は 待ち針の役割について書きました
待ち針は縫いずれを防ぐためのものではないとお伝えしました。
今日は縫いずれのメカニズムについて。。。
待ち針を使うことで起きる縫いずれ というのはこれ ↓↓↓
アタッチメントの前方 待ち針の手前
アタッチメントに押されて、上の生地がほんのすこーーし溜まっていますね
だいたい、待ち針を外すタイミングってこの付近じゃないでしょうか?
この位置で待ち針を外すと 上の生地は手前に移動してしまいます
そうすると、1~2ミリくらい。。。縫いずれます
これが待ち針を留めた位置が来るたびに起きています
最終的に5ミリくらいずれちゃっていることが多いと思います
ワンピースの脇縫いとか、長いところだと5ミリどころじゃなく
ずれてしまうこともあるかもしれません
どのように工夫したらいいでしょうか?
まずはミシンの構造を知りましょう
← ← ← ← ← 送り歯の方向
アタッチメント下の送り歯は 生地を奥の方に進めます
ということは、2枚の生地の下の生地は奥へと進みます
一方、上側の生地はどうなるかというと
↓↓↓→
アタッチメントはばねで下におろしていますから
下側に押され、さらに手前へと押されていきます
↓↓↓→
________
← ← ← ←
真ん中の線を布だと思ってみてくださいね
2枚の布は逆方向に力がかかっているのです。
ゆえに。。。
何も手を打たなければ自然とずれていってしまうのです
2枚の生地は 一緒に進みたいのに
邪魔されているのです。。。 ミシンに!
これが縫いずれのメカニズムです。
生地の持ち方を変えてみてはどうでしょうか??
生地の位置をコントロールする右手。。。
縫いずれる位置では
右手の使い方を変えてみましょう
親指を下に、人差し指は上側
2枚の布をつまむようにもちます
このとき 下の生地をめくるように少し持ち上げるように引っ張ります
生地がスーッと張るくらいまで。。。
あまり引っ張ると、針が進まないので
何度か練習して、加減をつかんでくださいね
縫いずれしやすい素材には
目打ちや持ち方の工夫をもう少しするものもありますが
コットンやリネンあたりでしたらこの方法で トライしてみてください
一方、待ち針を使う場合は
待ち針が、アタッチメントの下に入り、
針にぶつかるギリギリ手前で外すことで、縫いずれが防げます。
異素材の場合や、上下で地の目が違う場合は縫いずれが顕著になることがあります
片方の生地にストレッチが利いている場合、
生地の伸縮のない方が下になるように縫うと比較的良いように思います。
こんな少しの工夫で
縫いずれやパッカリング(ピリツキ)が解消しますので
ぜひお試しを。。。
本日もお読みくださり
ありがとうございました
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