閑話休題 静岡講習会にて
昨日は静岡で講習会をしました。静岡県ビルメンテナンス協同組合主催の展示会で、午後一時から1時間でした。通常の講習会では普通は1週間前、遅くとも3~4日前には概ねの準備は終わっています。今回は少し他に用事があった事、テーマが「洗剤の基礎・トイレ・除菌清掃」と言う事で、このところ何回がやっているテーマでしたので、少し安心していました。前日に展示会のホームページを見ていましたら、展示会内の講習会のリストに私が載っていないのです!他に比べるとそれ程多くの来客がある展示会ではないので(失礼!)、慌てて年配の担当者に確認すると(彼はWEBが苦手なのですが)、「申し込みが少し遅れたので・・」との返事でした。「それじゃしゃーないか」と少し諦め気味になったのですが、何とか気を取り直して東京を出ました。新幹線に乗る前に、先乗りの若手からメールが入り「マイクもありません。地声になりますので、のど飴の用意が必要です」との事、「ゲゲッ、マスクしながらマイクなしか・・・・」と思いつつ、駅のコンビニで慌ててのど飴を購入しました。
静岡のこの展示会では駅のそばに非常においしいうなぎ屋さんがあり(その場で捌くところから始めるのです)いつも楽しみにしていましたが、ネットを見ると、出てこないので(直前に廃業されて事を知りました)、駅そばの違う店に入りました。値段もランチで4000円近くでしたので、少し迷ったのですが、他の所へタクシー飛ばすのなら、近い方がいいだろうと思ったのです。30分程度待たされたうなぎは少し皮が固めで「関西風かな」と思いつつ最後の先の部分が余りに骨が多いのでビックリ! 私は胃腸が弱いので、とても飲み込むことは出来ないので、口から骨の塊を出しました。楽しみにしていたうなぎが散々でしたので、ガッカリしながら、会場へ向かいました。大きなホールで、会場はその中に仕切りをされたもの(部屋ではないと言う事です)でした。
会場で少し接客を手伝ってから、講習会場に向かおうとしたのですが、セッティングをしていた若手がこう言いました「隣の参加者は2名ですね・・」。事前通知もなしに、来局数もそれ程とは言えませんでしたので、「今日は個人教授の感じで行くか」と腹を決め、会場に入りましたが、参加者は軽く二けたを超しましたので、ホッとしながら話を進めていきます。
私の講習の特徴は時間が来ると直ぐに始め、時間内に必ず終わる事です。あらかじめ、概ねの進行時間を資料にメモしておき、その場の状況で少し調整を加えながら進めていきます。しかし、参ったのは、管内放送がマイクで2回大きな声でされたことです。講習者の緊張が切れる事を話し手は非常に嫌います。一度切れたこちらへの注目を取り戻すのは結構大変なのです。最初は大きな声で対抗したのですが、流石に二度目は放送が終わるまで、話をやめました。却って混乱を引き起こすのではないかと思ったのです。
状況を見ながら、洗剤の基礎を少し厚く、途中の一部(マイクロ製品の特徴動画)を省きながら、講習を終えました。今日はツキの無い日かと思っていたのですが、講習後、会場を出られる方の様子や挨拶、講習後の質問等から、「まあまあだったのではないか」と思いつつ、後片づけをすませ会場を去ろうとしました。会場内を歩いていると、講習会に参加した、ビジネススーツをピタリと決めたうら若き女性に会いましたので、挨拶をしましたら、ニッコリ微笑まれこう言われました「大学の授業の様でした」。
美しき人の微笑みには謎が隠されている様な気がするものです。
「この人はどこの大学に行っていたのだろう」
合わせてこう願いました『「眠くなるほど退屈だった」という意味じゃなきゃいいけど・・・・』