洗剤を使いましょうⅡ 「日本の水神話」
今日は2話目です。昨日の続きですね。
日本は水の綺麗な国です。元々水を汚す事を嫌った文化を持つ我が日本ですが、京都の桂川や岐阜の長良川などを見ると、こんなに近くに都市があるのに祖の綺麗さには圧倒されます。他の国であれば、多くの人口と綺麗さは反比例するはずだからです。水は綺麗なものですし、嫌な事は「水に流せば」良いと言う文化です。
そこでアマチュアが水を使って綺麗にするのは良いのですが、プロまで水を主に使い、汚れ見つけたら万能洗剤(結構アルカリの強い洗剤です)を使うと言うケースの多い我が国ですが、これでは作業にバラつきが出てしまいます。洗剤を使う場合と時機が異なるのです。
私達の身の回りの汚れの80%は水溶性です。水拭きで綺麗になります。しかし20%は非水溶性ですので、水拭きでは取れない事になります。水拭きでは20%づつ汚れが堆積する事になります。
また、水拭きでは感染防止は出来ません。そして、メンテナンス上重要なば概念であるファインミスト(細かな汚れ)は水は表面張力が強いので落としにくいのです(後述します)。これがプロとアマの差を付けます。例えば、陶器や金属部分のファインミストが取れていればピカピカですし、そうでなければ汚れな見えないと言う状態です。プロのバーテンダーがキュキュット音がするくらいグラスの細かな汚れを取り、ピカピカにしていると言う感じです。適正な洗剤をいつも使うという事はこういう事です。
また、体感的に、若し貴方がお風呂入る際に、石鹸やシャンプーが無かったらどう感じるでしょう?体に着いた微細な汚れが落ちたとは感じないはずです。
また、子供さんに手洗いを指示する際には「石鹸を付けなさい!」と強く言いつけるでしょう。手の汚れが水だけでは落ちないを事を既にご存知だからです。だとしたら私達が扱う建物にもいつも石鹸とかシャンプーを使ってくださいやるべきです。
基礎を覚えてしまえば使い方は簡単です。覚えてしまいましょう。